今回は『基礎科学研究所(NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん)』からご寄稿いただきました。 ※すべての画像が表示されない場合は、https://getnews.jp/archives/286612をごらんください。 最近の人工知能とロボットの目覚ましい進歩は、普通のオフィス労働者やサービス従事者から仕事を奪っていくであろう。これは産業革命により、多くの農民が失業したこと、60年代以降のオートメーションの発達で、多くの工場労働者が失業したことに次ぐ、第三の失業の波である。この第三の失業の波は、高等教育を受けた知的労働者の多くが失業する可能性を秘めている。はたして、この第三の失業の波を人類社会は乗り越えられるだろうか。 最近Facebookの友人を通して興味ある議論を知った。「ITは雇用を生まずに所得格差だけを広げるのか? 米国の失業率が回復しない本当の理由」*1安藤茂彌、DIA