本作は、人気劇団「ヨーロッパ企画」と、下北沢の映画館「トリウッド」がタッグを組んだオリジナル長編映画第2弾。世界各国の映画祭で高い評価を受けた前作「ドロステのはてで僕ら」(20)に続き、劇団代表・上田誠が原案・脚本、「ヨーロッパ企画」の映像ディレクターの山口淳太が監督を務めた。主題歌には、「くるり」が楽曲提供している。 初週の舞台挨拶の様子舞台は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」。別館裏の貴船川のほとりに佇んでいた仲居のミコトはやがて仕事へと戻るが、2分後、なぜか再び貴船川を前にしていた。ミコトだけでなく、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちも異変を感じ始める。ずっと熱くならない熱燗。なくならない〆の雑炊。永遠に出られない風呂場。2分経つと時間が巻き戻り、全員が元にいた場所に戻ってしまうが、それぞれの“記憶”だけは引き継がれていた。 ミコト役の藤谷理子、料理人見習いのタク役の鳥越裕貴をはじめ、

