毎年平均寿命の世界ランキングが発表され、日本人の平均寿命は常に世界一を誇っている。医療技術の発達や食生活とも関連があると思われるが、成長のスピードと寿命が大いに関係があるということが英グラスゴー大学の調査で明らかになった。成長が遅い場合は寿命が長く、成長が早い場合は寿命が短い傾向にあるということだ。 成長が早い身体は組織損傷を蓄積しやすく、結果的に短命につながるとのことだ。研究チームは240匹のトゲウオを使って、短期間冷たい環境と暖かい環境とに分け、成長スピードを変化させた。その後通常の水温の環境に戻して魚の寿命を観察したところ、成長スピードの違いが寿命に影響を与えるという結果が出た。成長を遅くした魚は通常の平均寿命の2年よりも30%長く生きた。成長を早めた魚は通常の平均寿命よりも15%も短い命となった。 研究を行った教授によると「全ての魚は同じサイズに成長したにも関わらず、寿命の違いは著