破竹の勢いはどこまで続くのか。世界最大のSNS運営会社、米フェイスブックは2016年4~6月期の業績を発表した。 売上高は前年同期比59%増の64.36億ドル(約6630億円)、営業利益は同116%増の27.46億ドル(約2830億円)だった。売上高のうち広告事業の比率は97%を占め、そのうちモバイル広告の比率が84%に上った。モバイル広告の売上高は81%増え、会社全体の牽引役となった。2012年5月に米ナスダックに上場した際は、モバイル広告への対応が投資家向けのリスク条項に上がっていたが、そうした懸念を完全に払拭したと言える。 地域別に見て売り上げの伸びが大きかったのは、北米とアジア太平洋地域だ。同四半期時点で全体売上高のうち北米は50%、アジア太平洋地域は15.9%を占めた。24.6%はヨーロッパ、9.5%は中国やインドを含むその他地域だった。 フェイスブックの月間利用者数は17億人超