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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (29)

  • 「寄せ集め型プロジェクトの運営ノウハウ」という価値 - Chikirinの日記

    去年、堀江さんのサロンで対談をした時、「最近、ちきりんさん何やってるんですか?」と聞かれたんで、「スーツケース売ってます」って答えたんです。 私はずっとソフトスーツケースの使いやすさを力説してて、ちきりんセレクトというサイトで絶賛してるんですけど、(→ スーツケースを買い替える前にコレを読もう!) 堀江さんから「ソフトケースはデザインがイマイチ」と言われ、「そーなんですよ。だからイケてるデザインで作れば大きなビジネスチャンスなんです!」と答えたところ、 一年半たってつい最近、堀江さんのサロン(今は 堀江貴文イノベーション大学)の有志メンバーが実際にそういう商品を開発したと聞いたので、さっそくお話しを伺ってきました。 ↓ 会う前に思ってたのは「ここまでたどり着くの、大変だっただろうな」ってこと。 今や「いいアイデア」なんてのはその辺に転がってる。違いは「やるかやらないかだけ」というのは堀江さ

    「寄せ集め型プロジェクトの運営ノウハウ」という価値 - Chikirinの日記
  • 格闘ゲーム界の“神”との対談本 - Chikirinの日記

    ちきりん初の対談が発売されました! 対談のお相手は・・・ プロ格闘ゲーマーの梅原大吾さん ↓ 悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)posted with amazlet at 16.06.03ちきりん 梅原 大吾 小学館 売り上げランキング: 20 Amazon.co.jpで詳細を見る → キンドル版 → 楽天ブックス 私が彼のを最初に紹介した のは既に 4年近く前のこと。 それ以来ずっと対談してたので、もはや 「そういえば話し始めた頃はふたりとも若かったよね」的な感じです。 100時間もかけて話したテーマは、学歴の意味や職業選びについて、お金や評判がもつ価値、プロとしてどこまで勝負にこだわるべきなのか、そして最後は将来プランまで、多岐にわたりました。 中でも白熱したのは、 「やりたいコトって、どうやって見つけるの?」 「自分にはやりたいコトがあるんだけど、ほんとーにこの

    格闘ゲーム界の“神”との対談本 - Chikirinの日記
  • GDPは100兆円くらい下げたほうがいいのでは?  - Chikirinの日記

    過去10年以上、500兆円付近で停滞してる日の国内総生産 = GDP を、今から 100兆円増やして 600兆円にしようというのが安倍総理の目標のひとつらしいけど、 あたし的には、むしろ日は GDPを 100兆円くらい減少させたら、すごくいい国になると思ってるんだよね。 たとえば、美容室でヘアカットして1回 5000円を払っていた人が 1000円カットに行き始めると、1回につき 4000円、2ヶ月に一度として年間で 2万 4000円分、GDPが下がります。 人口の 4割、5000万人が年に 2万 4000円、美容院に使うお金を減らすと、GDPは 1兆円以上減ることになるわけですが、これって別に悪いことじゃないよね? ★★★ 政府はスマホ代が高すぎるから、通話も通信もごくたまにしかしない人向けに格安プランを出すよう通信キャリアに求めてるけど、これも、月に 1万円払っていた人が月 5000

    GDPは100兆円くらい下げたほうがいいのでは?  - Chikirinの日記
    RyotaTakimoto
    RyotaTakimoto 2015/11/26
    “GDPを何がなんでも増やしたいなら(=安倍さんが言うように 600兆円にしたいなら)、国民みんなに年賀状やお歳暮をおくることを奨励すればいいんだけど、ほんとにみんな、そんな方向がいいと思ってるの?”
  • 最初に働く場所の選び方 - Chikirinの日記

    先日、大学院(工学系)の学生さんから、“最初に働き始める場所”についての相談を受けました。 「どこに就職すべきか」ではなく、「ファーストキャリアをどういう考え方で選ぶべきか」についての質問です。 この質問に応えて話した内容を、まとめておきます。 ★★★ 今は 35才にもなれば、ビジネスパーソンとしての能力に圧倒的な格差がつく時代です。 そしてこの差には、卒業した大学名が、ほとんど影響しません。 35才の時点で、未だに ・会社や部署や上司から与えられた仕事をきちんとこなすのが自分の仕事であり、 ・自らリーダーシップをとってグループを率いたこともなければ、 ・リスクのある新規プロジェクトに携わった経験も無い(=今ボクがやってる仕事は、ちょっと前はちょっと上の先輩が担当していた仕事です) ・業界や手がけている仕事について話してくれと外部から頼まれることもないし、もし頼まれても、何を話せばいいのか

    最初に働く場所の選び方 - Chikirinの日記
  • キャリアの一貫性なんてマジ無用 - Chikirinの日記

    今回ジャカルタで会った人と話してて、「一貫したキャリア形成が大事」なんて、まったくもって嘘っぱちだよねーと、改めて確信しました。 その女性は自身の母親がそうであったように、自分も長く働きたいと考え、大学ではデザイン学科に進みます。卒業後は、希望通りデザイン事務所に就職。専門職としてキャリアを積んでいこうと考えます。 でも働いてみたら、「デザインだけをやる事務所ではなく、自社でモノを作っているメーカーで商品デザインを担当したい」と考えるようになり、一年後にメーカーに転職。プロダクトデザイン部門で働き始めます。 頭の古いキャリアカウンセラーからは「石の上にも 3年は我慢すべき。1年で辞めたりしたら絶対ダメ!」とか言われそうですよね。 とはいえ、ここまでは、いわゆる「一貫したキャリア」だったのですが、更にステップアップしようと転職したアウトドアグッズのメーカーでは、なぜか広報・PR 部門に配属さ

    キャリアの一貫性なんてマジ無用 - Chikirinの日記
  • 「先進国生まれ」という既得権益を守るためのデモ - Chikirinの日記

    あちこちの先進国で、格差反対デモが起きています。ちきりんが滞在中のローマでも先週土曜に大規模なデモが起き、逮捕者だけでなく死者まで出たとのこと。かなり大規模な騒動だったようです。(今は平穏に戻っています。) “アメリカンドリーム”とやらを誇っていた国で格差反対デモが始まったり、グローバリゼーションが大嫌いな、日の“デモ好きな人達”が、グローバル・デモに同調しているのも興味深いことに思えます。 その一方で、イタリアを旅行中のちきりんが今回やたらと目にするようになって驚いたのが、「インド人の団体旅行客」です。 今までも“海外旅行をするインド人”には、よく出会いました。でも、その多くは、超リッチなファミリーや一流ビジネスマンで、彼らは個人旅行や家族旅行をしていたのです。 こういう人たちが免税品店でブランドものを買う様子をみていると、ちきりんよりよほどお金持ちに見えたし、下手をすると「家に象を飼

    「先進国生まれ」という既得権益を守るためのデモ - Chikirinの日記
  • 日本はおこちゃまの国 - Chikirinの日記

    先日まで、小浜島、西表島、石垣島など八重山諸島で 2週間を過ごしました。 ちきりんは海好きで、日では沖縄のあちこち、海外ではタヒチ、モルジブにカリブ海からニューカレドニア、さらには、タンザニア(ザンジバル島)やスリランカやイスラエル(紅海)、そしてセブやバリなどアジアのリゾートも含め、世界中のビーチに行ってます。 そこでたまに沖縄に行くと痛感するのが、日の(沖縄の)過保護振りです。 (モルジブかな) ボートから降りて泳ぐ時、すべての人にライフジャケット着用を求め、どんなに泳ぎが上手くてもボートの周りから少しでも離れると大声で戻れと言われ、水温が十分に高くても(シュノーケルの人にまで)ダイビングスーツを着ろと言う。 体験ダイビングはもちろん、ファンダイビングでさえ、完全に「みんなと一緒」にしか潜らせない。 海のツアーでも、安全のための説明や準備に時間がかかり、4時間のツアーで半分の時間も

    日本はおこちゃまの国 - Chikirinの日記
    RyotaTakimoto
    RyotaTakimoto 2014/07/07
    「だからスポーツでも世界で勝てない」などと展開した最後の段落だけは、明らかに余計でしたが…。勝ってるし。
  • 利益移転についても開示したらいーんじゃないの? - Chikirinの日記

    “開示したら、いーんじゃないの?”シリーズの第二弾。 所得税も法人税も相続税も、税金は基的に「利益移転のための制度」です。誰から誰にお金を移転させるか、という富の再配分ルールですね。 税制をとおして、所得の多い人、利益の多い会社、資産の多い人から、所得が少なく、貯金がなかったり、福祉の支援が必要な人のためにお金を移転させる。 (もちろん、お金を払わなくても誰でも利用できるインフラ整備にも使われます) TPP で議論されてる関税という税金も同様で、この場合は、消費者から生産者への利益移転が行われます。 たとえば、今アメリカとの間で争点となっている豚肉の関税であれば、 1)できるだけ安く豚肉を買いたい消費者から、 2)国内の養豚業者への 利益移転が目的です。 輸入豚肉は安い肉ほど高い関税率が適用されているので、この関税で一番ソンをしているのは「安い豚肉を頻繁に買う消費者」です。 すなわち、お

    利益移転についても開示したらいーんじゃないの? - Chikirinの日記
  • 逆特区もやってみたら? - Chikirinの日記

    労働組合系の団体が、「飲店・小売店バイトの最低時給を 1500円にすべき!」って主張してました。 それでも年間 1800時間働いて、年収は 270万円。「生きていくには、最低でもそれくらい必要だ!」とのこと。 なお、現在の日の最低賃金は、一番高い都市部でも 900円弱。 だったらこれも特区を作って実験してみたらいーんじゃないの? ★★★ 構造改革でよく話題になる“経済特区”、普通は「他のエリアより規制を緩和する」方向での特別扱いがなされます。 でも、社会実験的には、反対の特区もやってみればいーんじゃないですかね。 たとえば「中野区だけ、向こう二年間は最低賃金を 1500円に引き上げる」みたいに。 そしたら何が起こるんだろう? 1)バイトが集まりやすくなる 中野区だけバイト代が 1500円となれば、近隣に住む大学生はこぞって中野区でバイトしたがるだろうし、今はパートもしてない専業主婦でも

    逆特区もやってみたら? - Chikirinの日記
  • すべての税金コストを開示したらどーかな? - Chikirinの日記

    この前テレビで、「必要な医療費の額を開示したら、健康に気をつける人が増え、医療費の抑制に成功した自治体がある」と報道されてました。 生活習慣病の代表格である糖尿病。 ・健康だと医療費 ゼロ ・インシュリンを打ち始めると年に 20万円 ・合併症が出始めると年に 60万円 ・人工透析が必要になると、年に 500万から 600万円 の治療費がかかり、健康保険や市の財政を圧迫する、という情報を患者人に開示し、 (人工透析が必要にならないよう)「生活習慣を変えてくださいねー、そのために私たちもいろいろサポートしますからねー」と言ってみたら、成果が上がってるらしい。 驚いたのは糖尿病の治療を受けてる人が、 「人工透析にそんなにお金がかかるとは知らなかった。それなら、なんとか頑張って今の状況を維持したい。そうすればその税金は、他の重要なことに使ってもらえるし」とコメントしてたこと。 この発想には驚き

    すべての税金コストを開示したらどーかな? - Chikirinの日記
    RyotaTakimoto
    RyotaTakimoto 2014/06/01
    骨董商殺人コストの生活保護コストへの置き換えという思考実験、面白かった。今の財政にあって必要なのはこういう考え方かも。
  • 考える力の弱い人へ - Chikirinの日記

    考える力には(生まれつき)個人差があります。 他の能力と同じように、つまり、走る力とか、歌う力とか、香りを嗅ぎ分ける力などと同じように、生まれつき、それが得意な人と下手な人がいるんです。 そしてどの力も同じですが、誰でもきちんと方法論を学び、かつ実践練習を重ねれば、ある程度は上達します。 でも、スタートラインは人によって違うし、ポテンシャル(学んで練習すればどこまで伸びるかという可能性)も人によって違います。 つまり、考える力が高い人と低い人が(あらゆる能力について、その能力が高い人と低い人がいるように)いるってことです。 考える力が弱い人がその力を伸ばすには、『 自分のアタマで考えよう 』 に書いたように、「考える方法論を地道に学び、それを何度も実践で使って練習する」のが王道ですが、実はもうひとつ、別のアプローチもあります。 それは、できるだけ他の人と違う経験をする、ってことです。 そう

    考える力の弱い人へ - Chikirinの日記
  • 事件は会議室で起きている - Chikirinの日記

    最近、私を悲しくさせるのが、“1000円カットハウス”(1000円散髪屋)が、存続の危機というニュース。 「全国理容生活衛生同業組合連合会」=いわゆる普通の床屋さんの業界団体が、「洗髪設備がない1000円カットハウスは不衛生である」と言いだし、全国の自治体で洗髪台の設置義務を条例化する動きが拡がっているんです。 1000円カットはコストが勝負。洗髪設備を整えると大きなコストがかかるし(洗面台代金だけでなく、給排水工事が必要)、駅前や地下街の小さなスペースで開業している場合は、そもそも設置場所が確保できない。 設置できても洗髪は時間がかかり、「15分で終わって1000円」という回転率も維持できなくなる。事実上、1000円カットハウスは消滅させられるかもしれない。 これ、どー思います? 「当に不衛生だから、市民のために条例ができたのだ」と考える心の清らかな人もいるんでしょうけど、「客を取られ

    事件は会議室で起きている - Chikirinの日記
  • 自分以外は、みんな金で動いてるに違いない史観 - Chikirinの日記

    先日、「自分以外はみんな恵まれているに違いない史観」 に触れましたが、今日は、「自分以外は、みんな金で動いてるに違いない史観」のご紹介です。 私が最初のである『ゆるく考えよう』に堀江貴文さんの推薦文(帯)を頂いた時、「幾ら払えば、堀江さんに帯を書いてもらえるんですか?」と聞いてきた人がいて、びっくりしました。 ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)posted with amazlet at 14.01.12イースト・プレス (2013-12-13) 売り上げランキング: 186 Amazon.co.jpで詳細を見る(ちきりんの初著。キンドル版なら 598円です!) 普通に考えて、「10万円なら推薦するけど、3万円なら推薦しない」みたいな意思決定を、堀江さんみたいな人がすると思います?? 帯の推薦を頼まれるような人は皆、自分の名前に“クレジット=信用”があるんで

    自分以外は、みんな金で動いてるに違いない史観 - Chikirinの日記
  • 最後通告は37歳 - Chikirinの日記

    三浦展さんの「下流社会 第2章」というのコラムに 「37才危機説」 というのが載っていました。下記枠内はそのコラムからの引用です。 人生があまりうまくいっているとはいえない人にとって、37才前後というのは非常に重い年齢なのではないかと思う。とすると、近年増えてきたフリーター、ニート、失業者などが37才を迎えると、けっこうヤバイ状況が生まれるのではないか。 中略 35歳ならまだまだ若いという気持ちがある。しかし37歳というと、40代がぐっと近づいて見える。人生の折り返し点。人生のやり直しがいよいよきかない年齢になるのである。その時、フリーターや、ニートたちは、なかなか平常心は保てないのではないか。その中から、異常な犯罪に走る人間がでても不思議ではない。 必ずしも結論に賛同するわけではありませんが、この年齢に注目した着眼点はすばらしいと思いました。三浦展氏はフリーター、ニートにとっての37才

    最後通告は37歳 - Chikirinの日記
  • どの常識の世界で生きるか - Chikirinの日記

    以前、知り合いの起業家から聞いた話がとても印象深く、記憶に残っています。 彼は若い頃から起業を志しており、その思いはブレることなく 20代で起業、今も順調に会社を育てています。今は IPOも実現し、上場企業の社長になっています。 この会社、最近は海外展開も始めているのですが、そのきっかけとなったのが、「海外起業家との交流」だったそうです。 彼が初めてアジアの起業家が集まるカンファレンスに出席した時、交流会での起業家間の会話において、 最初の質問は常に「あなたの会社のビジネスモデルは?」というもの、 そして、二番目の質問が「で、その事業は何カ国で展開してるの?」だったというのです。 彼が最初の質問に答えて自分の事業の説明をすると、みんな「おー、それはユニークなビジネスモデルだ。おもしろいね!」と言ってくれる。 ところが二番目の質問に彼が「今は日だけでやってる」と答えると、みんなが「へっ!

    どの常識の世界で生きるか - Chikirinの日記
  • 成長したければ、ひたすら変化すべし - Chikirinの日記

    これまでのあらすじ ・梅原大吾さんと対談しました ・梅原大吾さんとは? 『勝ち続ける意志力』 梅原さんが(格闘ゲームにおける実績を超えて)スゴイのは、トップであり続けるために何が必要かを、端的に&わかりやすく言語化できていることです。 たとえば変化について↓ 自分を変えるとき、変化するためのコツは、「そうすることで良くなるかどうかまで考えない」ということだ。もし悪くなったとしたら、それに気づいたときにまた変えればいい。 世の中には、「これを変えたら、当に状況はよくなるのか?」延々と検討し続け、「結果が良いとわかったら変えよう」と思ってる人や会社がたくさんあります。 しかし彼はいいます。 「変えればいい方向に向かうとわかっていることは、みんなもそれに気がついてる。そんなことやってもトップには立てない。トップであり続けるためには、それがわかる前にトライする必要がある」 そりゃそーだ! ものす

  • 国民審査と一票の格差 - Chikirinの日記

    もうすぐ衆議院選挙ですね。 この日、選挙に行った有権者は、国民審査にも参加することになります。 コレ、非常に重要な制度であるにも関わらず、よく知られていないのでまとめておきます。 Q1.国民審査って何? 最高裁の裁判官について、国民が「罷免するか」 or 「そのまま任務についていてよいか」を審査をする制度です。罷免とはクビみたいなもんです。 Q2.いつ行われるの? 各裁判官が就任直後の衆議院選で行われます。10年在任している人については再度行われます。 なので、毎回 対象となる人数は異なります。 Q3.どのように行われるの? 投票用紙として、国民審査を受ける裁判官の名前が記された票(表)を渡されます。 信任しない場合は、名前の上のボックスに「×」をつけます。信任する場合は何も書かずに投函します。(ここがポイントです) 「○」をふくめ、「× 以外」のどんな記号を書いても、その票は無効票扱いさ

    国民審査と一票の格差 - Chikirinの日記
  • 就活市場を一発で適正化できるミラクル解決法 - Chikirinの日記

    2014年3月に大学を卒業する学生向けの就活イベントが、今日から解禁とのこと。 私が就活に関心があるのは、それが“最も機能していない市場の例”として典型的だからです。 ご存じのように、私はたいていの場合、市場原理を支持しています。 → “There is no alternative to market” ちなみに、この“市場原理”がもっとも極端に機能しているのが(皮肉なことに)弱者保護の世界です。 → “私的援助市場に見る市場原理” 現在の就活市場は、“最も巧くいっていない市場例”と言えるほど滑稽な状態になっています。 もし私が(今)大学生なら、こんな市場にはまず参加しないだろうと思えるほどのヒドさです。 なぜこの市場は、こんなにも機能していないのでしょう?? その理由は、大学入試と比べれば明確です。今、大学受験市場は、就活市場よりは遥かに巧くまわっています。 「100社受けたけど、どこ

    就活市場を一発で適正化できるミラクル解決法 - Chikirinの日記
  • Twitterについて、理解しておくべきこと - Chikirinの日記

    “顧客への感謝の気持ちを忘れたネット通販企業の経営者”が、“配送会社への感謝を忘れた顧客(しかも女子高生)”を、ツイッター上でいきなり罵倒した事件が話題になってます。 ちきりんもTwitterはすばらしいネットサービスだと思うのだけど、「怖いよね」と思うこともたびたびあります。今日は自戒も兼ねて、「これは忘れないようにしときたい」と思うことをまとめておきます。 1.すべてのツイートは、誰に読まれても不思議ではありません 下記のように思っていたら、それは間違いです。 ・@を付けていない。メンションを飛ばしていないので、人には読まれないだろう ・日語で書いているので、外人は読まないだろう ・自分のフォロアーは20人しかいないので、たくさんの人に読まれることはないだろう ・DMや鍵付きでのツイートが、意図しない人に読まれることは決してありえない 企業(の関係者)が、自社名、自社サービス名&商

    Twitterについて、理解しておくべきこと - Chikirinの日記
    RyotaTakimoto
    RyotaTakimoto 2012/10/23
    “ 「何を言われたか」より、「何を言ったか」の方が、圧倒的に重要です。 ”
  • 人は、社会をポジティブに変えられる仕事に向かう - Chikirinの日記

    先日、厚生労働省が発表した「労働経済の分析」という資料、副題が「分厚い中間層の復活」となっていました。 労働行政や福祉行政の担当省庁が、「我が国では、分厚い中間層が失われてしまった」と認めてるわけですから、これから少しはいい方向に向ってほしいもんです。 さて今回、この資料からちきりんが感じたのは、「日でのこれからの中心省庁は、厚生労働省になっていくのね」ということです。昔は霞ヶ関の王者と言えば、大蔵省であり通商産業省でした(いずれも当時の名称)。 でもこの20年ほど、元・通産省、現・経済産業省の凋落振りは目も当てられないレベルです。彼らが意義ある仕事をしていた時期を探そうとすると、50年もさかのぼらないと見つけられません。(下記とかね) 官僚たちの夏 (新潮文庫) 作者: 城山三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1980/11/25メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 198回こ

    人は、社会をポジティブに変えられる仕事に向かう - Chikirinの日記
    RyotaTakimoto
    RyotaTakimoto 2012/10/01
    拡大期を過ぎて完全にインフラとなったものは縮小均衡する。むしろ喜ばしいことかも。忘れちゃいけないのは、需要に応じた供給。