新潟県でのみお馴染みとなっている日本酒が、海を越えなぜか韓国でヒットしている。 そのお酒の名は「がんばれ父ちゃん」。 新潟県の蔵元である白龍酒造が手がける、新潟県産の水とお米を使ったパック酒だ。口髭・赤ら顔の父ちゃんの、かわいいイラストが描かれているパッケージは親しみやすく、価格帯もお手ごろそうな印象を受ける。 10年ほど前から存在し、日本では100%に近い量が新潟県内で販売されているという(流通を担う新潟酒販による)、このお酒。 新潟県民ではない筆者には全く聞き慣れない名前だったのだが、韓国に住むようになり、そのインパクトのあるパッケージをいたるところで見かけ、いったいこの、日本語学習者が知ってる単語を並べたようなカジュアルな名前の日本酒は、本当に日本でつくった日本酒なのかと(失礼)前々から疑問に思っていた。 日本酒は「サケ」と呼ばれ、数年前からソウルの若者たちを中心に、人気を集めている