<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2007年08月20日 (月)視点・論点 「渋滞の科学」 東京大学准教授 西成 活裕 今日の話のテーマは「渋滞」です。 車だけではない。人、動物(アリ、魚、鳥)、インターネットやケータイ 体の中の渋滞が病気につながる、在庫がたまるのも渋滞 これらを分野を飛び越えて総合的に研究し、いろいろな知恵を出し合って 「いやな渋滞」を解消してゆくサイエンスを渋滞学と名づけました。 ここでは数学や物理学から、交通工学、建築工学、心理学、経済学、情報学、 生物学、医学など、様々な分野の人と共同で研究をしています。 この研究をして今年で約10年になります。なぜこの研究を始めたか 1)渋滞が嫌い 2)数学、理論物理学の基礎科学の直接的応用 の2つの理由 さて、最も身近な渋滞として、車の渋滞についてまず考えましょう。 その様子は高速道路と一般の道