電撃新人ラッシュ3つ目。いよいよ大賞受賞作。 「ロウきゅーぶ!」はバスケとスポ根が好きなのでちょっと贔屓しましたけど、こっちはガチで三ツ星です。 仮想(バーチャル)であって現実(リアル)でもある『加速世界』での格ゲー的設定とか、恋愛要素もたっぷりあって文句なしの一冊だと思います。今年の電撃大賞は比較的当たり年と言えるでしょう。 あと、黒雪姫のギャップ萌えが素晴らしすぎる! アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫) どんなに時代が進んでも、この世から「いじめられっ子」は無くならない。デブな中学生・ハルユキもその一人だった。 彼が唯一心を安らげる時間は、学内ローカルネットに設置されたスカッシュゲームをプレイしているときだけ。仮想の自分(アバター)を使って≪速さ≫を競うその地味なゲームが、ハルユキは好きだった。 季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を