フェネルバフチェの大躍進を見ていると、嬉しいような悲しいような複雑な気持ちになってきます。 ジーコ率いるフェネルバフチェは、欧州チャンピオンズリーグ準々決勝で優勝候補のチェルシーに先勝するというサプライズを起こしました。フェネルバフチェにもロベルト・カルロスのような世界に名の通った選手もいるとはいえ、メンバーや実績からはどう贔屓目に見てもチェルシーの方が遥か格上。チェルシー有利の下馬評は当然で、実際試合内容も前半はフルボッコに近い、一方的なチェルシーペースでした。しかし、後半に入ると一変。ジーコ監督お得意の「入れた選手が活躍する」采配がズバリ的中し同点とすると、前半にオウンゴールをしていた選手が逆転弾を決めるというドラマティックな展開で、見事な逆転勝利。いかにも「ジーコ監督らしい」戦いで、世界を驚かせてくれました。 もはや、世界の名将ジーコといっても過言ではないのですが、どうもそれを快