昨今、日本の産業や経済に対して悲観的な見解が少し多いように感じます。確かに高度経済成長期と比較すれば様々な指標が下降していたり他所の国に比べて伸び率が低かったりしますので、相対的に見れば決して楽観することはできないでしょう。 しかし日本は未だ世界上位の経済圏を維持しており、将来的に急激な下降をすることはなくゆっくりとした下降や現状維持をするとみなすのが現実的です。技術革新次第では再浮上することだって考えられます。その根拠として、世界4大会計事務所の1つであるPwCによる将来分析では2050年でも日本のGDPは世界5位です。(購買力平価に基づく、2011年は4位であり、2030年は4位の予測) つまりはそこまで悲観するほどでもないと考えます。ゆっくり下降していくのだとしても、それは今すぐに構造破壊をして富を取り戻さなければならないというほどの危機ではありません。むしろ新しい挑戦を行う余裕期間