JR山田線、鉄路復旧へ市民集会 釜石市長が方針、来月にも 岩手県釜石市の野田武則市長は26日、東日本大震災で被災し運休中のJR山田線について、鉄路復旧の必要性をアピールするため、市などが主催し市民集会を開く方針を明らかにした。市議会9月定例会一般質問で答弁した。 復旧策をめぐるJR東日本と沿線自治体との協議は、こうちゃく状態に陥っている。今後の市の対応を問われた野田市長は「現時点でJRから(鉄路復旧の)明確な回答が得られていない」とした上で「今後は地域ぐるみでの運動が必要。市民集会を開催し内外に訴えていきたい」と述べた。 市内の各種団体や市民に参加を呼び掛け、早ければ10月にも開催したい意向だ。 JRは、山田線の仮復旧策として、不通区間の宮古-釜石間(55.4キロ)にバス高速輸送システム(BRT)導入を提案。釜石市など沿線4市町の首長らは7月、専用道が全体の2割弱しかないことなどから