毎年12月14日ごろに見られるふたご座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並ぶ三大流星群のひとつだ。小惑星ファエトンの通り道を毎年この時期に地球が通過し、そこに残されていたちりが地球の大気にとびこんで、100km前後上空で発光して見える。 今年の活動のピークは14日朝8時ごろと予想されているので、13日深夜から14日未明にかけて見てみよう。新月、しかもふたご座の放射点が空高く見えているので、なかなかの好条件だ。防寒の準備を万全にして楽しもう。 ふたご座は、オリオン座から東側のやや離れたところに星がふたつ並んでいるのが目印。周囲に明るい星が多く控えめに見えるが、弟ポルックスは1等星、兄カストルは2等星だ。 この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。 「アストロガイド 星空年鑑 2012」は注目現象の見どころや毎月の星空のようすを写真とイラストで