生活の党の小沢一郎代表が野党再編の流れに乗り遅れまいと躍起になっている。自民党優位の「一強多弱」の下、野党の結集を呼び掛け、他党の若手と接触するなど活発に動き始めた。ただ、生活の勢力は衆参両院でわずか9人。他党には、「剛腕」のイメージが抜けない小沢氏に対する警戒感もあり、影響力を発揮するのは容易でない。 「お互いが意識をしっかりと共有し力を合わせれば、必ず次の総選挙でまた自公に代わって政権を担うことができる」。小沢氏は20日、東京都内で開いた自身主催の「政治塾」でこう強調。次期衆院選に備え、安倍政権に対抗し得る勢力の「受け皿」づくりの必要性を訴えた。 小沢氏は最近、日本維新の会・橋下徹グループや結いの党、みんなの党の若手議員と相次いで会食。連携の可能性を探っているとみられる。民主党とも選挙協力を具体化させたい考えで、海江田万里代表との党首会談を調整している。