集客施設への転用が検討されている大阪府立中之島図書館。奥は大阪市中央公会堂(大阪市北区で)=金沢修撮影 ギリシャ神殿を模した外観で知られる国の重要文化財・大阪府立中之島図書館(大阪市北区)について、橋下徹・大阪市長と松井一郎・府知事が、美術館やカフェなど集客施設への転用を検討していることがわかった。昨年度30万7695人の利用者があり、府立としては同市内唯一の図書館だが、約50万冊の蔵書を他の施設に移し、隣接する赤レンガの市中央公会堂(重文)も含めて中之島一帯を都心部の観光ゾーンとして売り出す考えという。 橋下市長が「素晴らしい歴史的建造物で、図書館である必要はない。美術館利用はできないか」と、松井知事に検討を呼びかけた。府市特別顧問で、府市統合本部の都市魅力戦略会議座長の橋爪紳也・府立大教授も同調した。蔵書を府立中央図書館(東大阪市)、市立中央図書館(西区)に移し、にぎわい施設として活用
過剰診療の排除図る 大阪市の橋下徹市長が、過剰診療などの不正請求対策として、受給者が診療できる医療機関を、市が独自に認証する制度を検討していることがわかった。不正請求を繰り返す悪質な医療機関を排除するのが狙い。過剰診療が疑われる場合は、別の医療機関で診療させる「検診命令」を発令し、従わない場合は保護停止も辞さない構えだ。 医療扶助は、受給者が自己負担なしで診療や投薬を受けられ、費用は全額公費で支払われる。医療機関側が不正請求を重ねても発覚しにくく、意図的に過剰診療を繰り返す例があるなど、モラルハザード(倫理の欠如)を招きやすいとの指摘がある。 生活保護受給者が約15万人(昨年12月)と全国最多の大阪市では、2010年度の医療扶助費が、生活保護費全体の約45%にあたる約1292億円に上り、財政を圧迫している。 新制度では、国が指定する保険医療機関や生活保護法に基づく指定医療機関とは別に、市が
小学校の給食の紙パック牛乳をストローではなく、開封して直(じか)に口をつける飲み方を巡って論議が起きている。環境保護の観点から「ごみになるだけ」と児童にストローを使わせない学校があるためで、兵庫県姫路市の市立小学校は、保護者から「食事のマナーとして問題」との反発を受け、9日からの給食でストローを使うことになった。文部科学省は牛乳の飲み方について特別な方針は定めていないが、専門家には「環境教育として行き過ぎているのでは」との意見もある。 姫路市教委によると、各校では紙パック牛乳(200ミリ・リットル)とは別にストローが配られていたが、昨年度は市立小68校のうち、82・4%にあたる56校が、牛乳の納入業者にストローを注文せず、児童には直接口で飲むよう教えていた。 理由は各校で取り組む紙パックのリサイクルやごみ減量運動。数年前から教職員らが「ストローはごみになり、リサイクルに向かない」「環境に優
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