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ブックマーク / shorebird.hatenablog.com (2)

  •  日本進化学会2012 参加日誌 その2  - shorebird 進化心理学中心の書評など

    大会初日 8月21日 その2 午後の最初のセッションは口頭発表に参加,面白かったものを2つほど紹介しよう. 一般口頭発表4 「ウロコガイ上科二枚貝類における共生様式の進化とダイナミックな寄主転換パターン」 後藤龍太郎 ウロコガイは砂地に穴を作って住む様々な生物(8動物門に渡る)に寄生(片利共生)する二枚貝の仲間だ.このウロコガイとホストの系統解析をつきあわせると頻繁にホストスイッチしていることが示された.これはウロコガイが場所としてホストに寄生しているだけで栄養的には独立している(だからそれに関して特別の適応がない)ことによるものと思われる. 「八重山諸島のハシブトガラスCorvus macrorhynchos osaiに起こりつつある生態学的種分化」 山崎剛史 八重山諸島にはハシブトガラスが生息する.これまでこれらは全て同じ亜種(オサハシブトガラス)とされてきた.しかし石垣島,西表島のよ

     日本進化学会2012 参加日誌 その2  - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    SUM 2012/09/02
  •  「分子進化のほぼ中立説」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    分子進化のほぼ中立説―偶然と淘汰の進化モデル (ブルーバックス) 作者: 太田朋子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/05/21メディア: 新書購入: 13人 クリック: 68回この商品を含むブログ (15件) を見る 集団遺伝学者太田朋子による「ほぼ中立説」の解説書.著者は分子進化の中立説を提唱した木村資生のもとで研究を行い,ほぼ中立で弱有害遺伝子の浮動・淘汰過程について様々な業績を挙げた学者である. 書はわずか140ページ弱の著作だが,内容は濃い.中立説の勃興から分子進化学,エヴォデヴォによる様々な発見まで研究の第一線に居続けた著者による,臨場感豊かな歴史と,非常に簡潔で質を突いた解説がミックスされた魅力あふれる書物になっている. まず最初に集団遺伝学の基礎が解説され,その質が集団における対立遺伝子頻度の変化を捉えるものであることが示される.そして中立説が示した遺伝的な

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    SUM 2010/02/15
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