大阪市が市営バスの民営化を狙っている問題で、「大阪市の赤バスの存続を求める市民連絡会」は10日、市役所内で記者会見し、「いつ、どこへでも、誰でも安心して自由に移動できるという“市民の交通権”を守る立場に立ってほしい」と訴えました。 市交通局は9月24日、市営のコミュニティー系の赤バス29路線のうち26路線を「不採算」を理由に、今年度末での廃止を届け出ました。比較的利用者の多い3路線は料金100円を一般バスと同額の200円に引き上げ、1年後に廃止するとしています。 会見で同会の佐伯洋一事務局長は「実質的な赤バスの全廃です。代替案も示されておらず、市民の理解を得る努力すらせず、一方的に廃止を進めている」と批判し、橋下徹市長に改善・存続を求める抗議文を5日に提出したことを明らかにしました。 港区の女性(86)は、週2回の通院を含め、毎日赤バスを利用しています。赤バスのバス停までは徒歩5分ですが、