日本の文字と形をテーマに「型染版画」という手法による作品を発表し続けている作家、伊藤紘氏の仕事を通じ、手仕事の価値を考える。 2014年5月28日〜6月10日まで、日本橋三越本店[はじまりのカフェ]GATE Aにおいて、伊藤紘版画展「佇むかたち弾む文字」が開催された。新作を含む約50点の作品展示のほか、型彫体験のワークショップも行い、参加者に手仕事の難しさと面白さを伝えていた。 http://hajimarinocafe.jp/gate/artcafe/ 伊藤氏はグラフィックデザイナーとしてタイポグラフィに関わりつつ、1980年代から「型染版画」による作品を発表し続けている。印刷関連業界誌をはじめ数々の雑誌の表紙デザインも手掛け、日本印刷技術協会でも1996年から2008年まで13年にわたり会員誌『JAGAT info』の表紙をデザインしていた。 『JAGAT info』2005年までの表