2007年03月19日23:04 カテゴリ投資と経済 フラット化する世界から「ずり落ち」ないために。 「ずり落ち」という言葉には、現実味がありますね。自殺した人。破産した人。自らが作った会社から追われた人。鬱だと言い続ける人。借金を残し、2〜3年で店を閉じた人。この数年、知っている人たちが次々と厳しい状況に陥るのを見ていると、「格差」とか「下流」というより、「ずり落ちる」人が増えていると痛感します。きのうの朝日新聞には「貧国の勝者 富国の敗者」という活字が並び、次のような文章が載っていました。 中流層の「ずり落ち」が各地に広がるのは、市場経済化とIT(情報技術)化で貧富の差が大きくなりやすくなっているためだ。企業や資本は国境をいとも簡単に越え、地球規模で拡大する市場を先に制すれば巨富を得るが、そのダイナミズムに労働者や政府は振り回される。 インドのIT企業から成功者が現れ、アメリカの中流層