日記をつけるってのは、放っておくと際限なく膨れ上がる日々の妄想を外に出力することで、ある程度のところでストップをかける行為だと思ってる。思考を言葉にしようとする過程で、それまで意識もしなかったことを自覚出来るけど、逆に日記の記述に自分が縛られるという危険性も考慮しなきゃならない。結局、自分のサイトを一番多く読むのは自分自身で、それに影響されやすいのも自分自身なんだから、当然っちゃ当然なんだよな。 具体的には、数年前にある小説シリーズの1巻を読んで、不満があった。で、その旨を記載した。数年後、その作品は人気シリーズに成長した。自分の立ち位置的に……というか、ラノベ読みなら読んでおかなきゃいけないというような考えはある(この自分はラノベ読みだって考えが既にこの日記の記述に縛られてる気もするけど)。既に名の知れている作品を、旬を逃した時期に読んでその感想を上げることに、あんまり心理的な抵抗はない