中村佑子監督[映画.com ニュース] 建築とアート、自然が一体となった瀬戸内海の豊島美術館「母型」を手がけた、内藤礼氏の作品世界についてのドキュメンタリー「あえかなる部屋 内藤礼と、光たち」が公開する。「はじまりの記憶 杉本博司」の中村佑子監督が、存在の神秘を問い続ける美術家への思いと、作品に導かれた5人の女性たちの繊細かつ強い存在を映し出す。「アートを撮るとはどういうことかを、この映画を通してあらためて知った」と中村監督は語る。 自然豊かな島の小高い丘の中腹にたたずむ「母型」は、洞窟のような白い円形の建造物で、天井の開口部から光が差し込み、床の無数の小さな穴から島の地下水が水滴となってその姿を変化させていく。中村監督は、書籍「世界によってみられた夢」や直島「きんざ」で内藤氏の作品世界に深く感銘を受けていたものの、「それはとても個人的な、作品との関係だった」と言う。しかし実母の介護に向き
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