2012年11月14日 石巻でいちばん人が集まる、蛇田の街の活気ある風景 日曜日の朝、北上運河では、高校のボート部が練習をしていました。 すぐそばを国道45号が走り、トラックや車が行き交っています。 運河を渡ると蛇田(へびた)地区。高速道が開通した90年代以降、どんどん発展している新しい街です。 きれいでお洒落なパン屋さんもあり、親子連れや女性客が集まっています。 「パンセ」という名のパン屋さんで、カフェスペースもあり、コーヒーは無料サービス。 パンやピザは、頼めば石窯で温め直してくれますし、日曜の朝には手作りのビーフシチューもあります。 パンセのすぐ近くには、大きな住宅展示場が、10月末にオープンしました。 各メーカーのモデルハウスが並んでいます。 蛇田には「ベリーズキッチン」という、大きな一軒家のカフェもあります。 玄関前のモミの木には、はやくもクリスマスの飾り付けが
2012年10月31日 住宅地から湿地帯へと変化した、門脇地区の昼・夜・朝 海べりの雲雀野公園は、今は、がれきの仮置き場になっています。 公園だった頃の面影は、あまり残っていません。 草地の広がる門脇地区。あちこちに、大きな水たまりができています。 市営住宅が並ぶあたりも、今では湿地帯のようです。 小魚の群れが泳いでいます。 住宅街だった場所は、道路の一部が水路のようになっています。 廃墟となった音楽ホールの庭に入ると、 石畳やアスファルトのすきまから、草がたくましく伸びていました。 市立病院前のバスのりば跡。こちらも、背の高い草が伸びています。 市立病院の目の前は、北上川の河口部です。 カモたちが泳いでいました。 夜の門脇地区は、残っている街灯の数も少なく、かなり暗くなります。 日本製紙など、周辺の工場の光が届くので、真っ暗ではありません。 早朝、北上川沿いの水
2012年10月18日 日なたでくつろぐ海門寺の猫と、紅い花咲く羽黒山の墓地 ひさしぶりで、日和が丘の、海門寺公園まで出かけてみました。 顔なじみの猫が数匹、日向ぼっこをしていました。 公園のなかに、一軒だけ民家があります。 屋根の上にも猫がいました。 海門寺の原っぱは、緑の色があざやかです。 秋は、新しい草が芽ぶく季節でもあります。 少し歩くと、成田山のお寺の、古びた参道があります。 木々の色は、秋らしく渋みを増してきました。 小さなお堂が、ひっそりと建っています。 よその人が成田山を訪れることは、滅多にありません。 海門寺や成田山の一帯は、鰐山(わにやま)と呼ばれる丘陵地帯。 斜面に、家が建ち並んでいます。 まっすぐ長い坂道には、水道坂と名が付いています。 ふもとには浄水場があります。 鰐山の北側は小高くなっていて、羽黒山と呼ばれています。 頂上の、神社近
2012年10月9日 終わりつつある稲刈りと、硯上山からのリアスの眺め 新米を積んだ軽トラックが、けっこうなスピードで、田舎道を走り過ぎていきました。 石巻地方では、稲刈りの作業が終わりに近づいています。 田んぼの多い稲井地区では、稲刈り機がテンポよく、作業を進めていました。 農家によっては、刈り取った稲を天日干しにします。 機械乾燥よりも、米の旨味が増すのだそうです。 稲の切り株からは、「ひこばえ」とも呼ばれる、新しい芽が伸びています。 青々とした様子は、田植えの季節にも似ています。 稲井地区の奥まった所に、長谷寺というお寺があります。 境内には、彼岸花がたくさん咲いていました。 寺の背後の、墓地の斜面も、紅い花でいっぱいです。 花見を楽しむ人が、三々五々、訪れていました。 見頃は、10月15日頃まで続きそうです。 長谷寺の周辺は、一面の大豆畑。もともとは水田だっ
2012年10月6日 被災地見学の注意点と、おすすめの見学ルート 今日から3連休です。天気も良さそうですし、 石巻地方に「被災地見学」に訪れる方も、いらっしゃることと思います。 石巻は、被災地の中でも有名で、アクセスも良い方なので、 休日になると、団体・個人を問わず、たくさんの見学者が訪れます。 被災地区を、カメラを手にした人が見て回る風景も、日常の一部となった感があります。 とはいえ、被災地区の多くは、もともとは普通の住宅地や漁村で、観光地ではありません。 よそから、大勢の人が訪れることへの「とまどい」が、今も根強く残っています。 そこで今回は、「被災地を見学するにあたって、気を付けた方がよいこと」と、 「比較的、安心して見て回れる見学ルート」について、紹介してみたいと思います。 ▼目次 被災地見学の注意点 おすすめ見学ルート(1)日和山~門脇~中瀬 おすすめ見学ルート
2012年9月19日 震災直後~2011年夏の記事について、公開を再開しました 「石巻百景」と、その前身のサイトである「石巻の震災被害」で掲載していた、 2011年の写真記事について、公開を再開しました。 過去記事を振り返ると、この1年半の変化の様子が、感じられると思います。 2011年3月~6月頃までの写真については、やや刺激の強いものも含まれますので、 心の準備をしてご覧ください。 ▼2011年8月の記事一覧 ▼2011年7月の記事一覧 ▼2011年6月の記事一覧 ▼2011年5月の記事一覧 ▼2011年4月の記事一覧 ▼2011年3月の記事の一覧 カテゴリー: お知らせ, 石巻百景 http://ishinomaki-photo.blogspot.jp/2012/09/2011.html震災直後~2011年夏の記事について、公開を再開しました
2012年8月30日 丘の墓地でほほえむ地蔵と、暑い晩夏の日和山 旧盆をすぎると、いつもの年なら、ぐっと涼しくなるのですが、 今年は8月の末になっても、暑い陽気が続いています。 鰐山(わにやま)の丘の、草むした古い墓地に入り込むと、 いくぶん暑さが和らぎました。 墓地のそばの通学路を、中学生の女の子たちが帰宅していきます。 暑いだけでなく、雨の降らない日が続いているので、 日和山からの眺めは、やや白っぽく霞んでいます。 夏の間も、たくさんの人が山の上にやってきて、 海や川や、街の様子を眺めていました。 日和山の公園前には、古びた茶店が2軒ならんでおり、 みそおでんやダンゴを売っています。 中で食事をする人もいます。 さとう売店のラーメンや焼きそばは、素朴なおいしさです。 昔ながらの、手回しの氷削り器を使って、かき氷も作ってくれます。 公園で飼われている、年老いた
2012年8月10日 石巻かまぼこ人気ランキング!! 全国各地の71名が20種を食べ比べ かまぼこは、石巻みやげの定番中の定番です。 製造直売の専門店がいくつもあり、それぞれに個性が強く、種類も多彩です。 「石巻百景」では、石巻地方のかまぼこの中から、20種をピックアップ。 全国各地の希望者に有料で発送し、食べ比べてもらいました。 71名へのアンケートの結果、ダントツの人気1位は、白謙蒲鉾店の「極上笹かまぼこ」でした。 高重商店の笹かまも支持を集め、2品が同率2位でランクインしています。 5位~6位には、となり町の女川を本拠に急成長中の蒲鉾本舗 高政と、 石巻の老舗・粟野蒲鉾店が入りました。 >> 食べ比べアンケートの結果詳細、回答者のコメント一覧は別ページへ >> ▼一番人気の白謙 ▼豪快な高重 ▼揚げが好評な高政 ▼昔なつかしい粟野 ▼買える場所は? ソフトな食感と洗練
2012年8月7日 海や川で遊ぶ人が、戻ってきた夏 石巻は、街のすぐそばに海があるので、 気が向いたときに、いつでも出かけられます。 今年の夏は、サーフィンをしている人も少なくありません。 長浜海岸は、だいぶ狭くなったものの、遠浅の砂浜が残っています。 津波で松林は枯れ、ガレキの山もありますが、 海に集まって来た人は、それぞれに楽しんでいる様子です。 すぐとなりの石巻漁港では、 防波堤の復旧工事が進んでいました。 北上川の河口周辺は、岸壁や護岸が壊れたままですが、 釣り人が集まって来ています。 いまの季節、河口では昼間からウナギが釣れるそうです。 震災復旧の現場で働きながら、休み時間に釣りをする人もいます。 川から海へ、小さな客船が出ていきました。 田代島と網地島に行く、定期船です。 ガレキの山には、草が茂ってきています。 海岸に積まれた土のうからも、草が伸び
2012年7月11日 ありふれた朝の光景と、そこに同居する大津波の傷 ここ最近の魚市場は、魚の量が少なく、いくぶん寂しい感じがします。 それでも、タイ、カレイ、アナゴ、スズキ、シャコエビなど、さまざまな魚が揚がっています。 魚屋さんが、1つ1つ箱をのぞきこみ、値踏みをしていました。 放射線の問題があって、いくらか補償も出るので、漁を休む船が増えています。 水産加工場は、せっかく震災から復活しても、原料が確保できないので大変そうです。 7月に入っても、朝の空気は冷やっとしています。 北上川の河口に架かる、日和大橋のてっぺんから、街の方を眺めてみました。 河口近くの、以前、家や工場があった所は、草が伸びて朝露に湿っています。 7時~8時台は、通勤や通学の人が行き交うので、 静かな町も、いっとき賑やかになります。 高校生が大ぜい、列車から降りてきました。 日本製紙の工場は、夜
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