仕事を通じて目的を実現しようという気概に欠ける「ヒトゴト社員」が社会人7~9年目の20代後半~30代の若手中堅社員に目立っていることが、人材育成会社「シェイク」(東京都目黒区)の調べで分かった。 同社は、こうした人を会社への貢献心が薄く仕事への意欲にも欠けるヒトゴト社員と定義。今年5月、関東・関西圏の社会人1~24年目の会社員1038人に仕事への意識や行動などについて聞いた。 それによると、「職場で働く自分を振り返り、慣れのような気持ちがあるか?」との質問で最も多かったのが「社会人7~9年」(60.1%)で、日々の仕事を慣れ感でこなしている実態が浮き上がった。「現在の自分はまだ成長していると感じるか?」との質問について、最も成長実感を得ていない世代も「7~9年目」(67.3%)だった。 同社は「これらの世代は本来は現場リーダーとしての活躍が期待されるのに、就職氷河期の影響で部下を持てず、上