避難方法は“てんでんこ”だけではない / 記事一覧 先の震災により、“津波てんでんこ”は広く知られるようになりました。「津波が来たらてんでんばらばらに逃げ、自分の命を守り通す」考え方です。これはいわゆる「自助」に相当します。 しかし、身の危険が目の前に迫っていない災害の場合、各々の行動がてんでんばらばらになってしまっては、お互いに助け合う「共助」の力は発揮されにくくなる恐れがあります。 一時避難場所に集落の住民たちが集まるのであれば、これは共助が発揮されるきっかけになります。例えば、そこでお互いの安否確認をしたり、災害対応の初動体制を整えたりすることが可能でしょう。とはいえ、関東や関西の自治体では必ずしも共助を意図しているのではなく、あくまでも広域避難場所に避難者が殺到しないためのクッションのような役割として期待されている側面があるようです。 先ごろ、一時避難場所のメリットを最大限に
津波被災地の土地買取の問題 / 記事一覧 6月半ば、宮城県南三陸町に向かった。南三陸町は、気仙沼に行く際に何度か通っていたが、現地の状況に詳しく触れることはなかった。今回、現地確認をするため訪れた南三陸町には、震災から1年3ヶ月が経過したとは思えない光景が広がっていた。 南三陸町の防災庁舎跡地に車を止めた瞬間、「あ!」。4年前の夏の日、この庁舎を訪ねたことを思い出した。 その時の街の様子、人々の顔が一瞬にしてよみがえった。あの時と今は、町の風景は一変していた。夢を見ているようだ。所狭しと建物が建ち並んでいたので、防災庁舎の駐車場から志津川病院など見えるはずなどがなかったが、今では取り壊しが進んでいる志津川病院が見える。しかも、建物の2階部分の屋根には漁船がのったまま・・・。津波の破壊力の大きさにあらためて驚かされる。 震災から1年3ヶ月経ったが、津波の被害にあった地域住民の集団移転、
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