こないだ、故郷の古いシューター仲間と喋っていて興味をそそる話を聞いた。なんでも、彼が知り合った全国トップスコアの記録を持っているシューターが「二代目」なんだとか。 いわく、彼の父親はシューターだった。『沙羅曼蛇』を二周目クリアできるような腕前の人物だったらしい。シューティングゲーム黄金期のシューターとして、ありがちな話ではある。そんな父親のもとに生まれた息子は、シューティングゲームの腕前がメキメキ上がって、高校生ぐらいには全国トップスコアを記録するようになった(いわゆる“全一”スコアラー)のだという。 なんというか、サラブレッドな二代目だなぁと思った。 父譲りの素養の問題だけでなく、シューティングゲームを間近に感じられる環境だったからこそ、弾避けやパターン構築の才が育まれた、ということか。ちょうど、ピアノを弾くのがテレビを観るように当たり前の家庭で育った子どもが、日常的にピアノをいじってい