某大手製薬会社の幹部と話をしてきました。 大学へ講演に来てくださり、その後の懇親会でいろいろとお話を伺うことができまして。 講演の一節に、製薬にかかるコストのことがありました。 日本の主要製薬会社18社の過去の製薬開発を見てみると、 1つの薬を開発するのに9~17年、平均500億円がかかっているそうです。 2万種類の新たな化合物を合成しても、 臨床段階を通過するのが3種類、 申請段階に到達するのが2種類、 最終的に承認されるのが1種類。 平均して2万分の1しかないと。 以下、その幹部の人とのQ&A。 Q:この2万分の1という確率は海外でも同じなのですか? A:およそ似たようなものです。 Q:この確率を上げるためにどのようなことをされているのですか? A:会社ごとに、データのライブラリーを交換したりして、ネガティブデータの共有を図っています。 Q:交換されるライブラリーは等価値なのです? A