九鬼周三、末弘 厳太郎、寺田寅彦、泉鏡花、夏目漱石、高村光太郎、西田幾多郎、岸田劉生、河上肇、中井正一、岡倉天心、折口信夫、萩原朔太郎、有島武郎、戸坂潤、坂口安吾、三木清、五十嵐力、佐藤春夫、丘浅次郎、前田利鎌、穂積陳重…ここ20年程の大学入試問題で出題された作家の中から、目につくままに「没後五十年」を経て、著作権の切れた作家の名をあげてみた。(基本的に評論文を中心に選び、小説はここに入れていない。)錚々たる顔ぶれが揃っている。まさに日本の近代の知を代表する人々ではないか。下手な現代作家の文章を使用して著作権云々でもめるよりも、上記の人々の文章を入試に使った方が建設的ではないか。そこで、大学の先生に是非お願いしたいのだが、上記の方々の著作から今後の入試現代文の問題を出題してはもらえないだろうか。もちろんまた同じような時期に亡くなっていながらこれまで入試であまりとりあげられていない作家から出