SI分野はメーカー・通信系(NEC、富士通、日立、NTTデータ)、独立系(ITホールディングス、CSK、富士ソフト)、コンサル系(野村総研)などの大手が存在し、それらに中小の下請企業がぶらさがる多重下請構造となっている。パッケージソフト分野では、マイクロソフト、オラクル、SAP等グローバル企業が大きな地位を占める。 業界の歴史は新しく、昭和50年代(1975年~)以降に設立した企業が多い。 (情報処理振興事業協会の経営実態調査報告書より) 国内企業のIT投資意欲は低迷しており、IT投資は2009年度に続き、2010年度に至っても投資意欲の回復が見込めない。日本のIT市場規模ベースでは、2009年度に約1兆円強縮小した市場が2010年度はさらに縮小するとみている。今後景気が回復したとしても、日本のIT市場規模が成長を開始するのはしばらく時間がかかるものと見込まれている。 (ガートナー ITデ