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  • 【GoTo書店!!わたしの一冊】第22回『パニック障害、僕はこうして脱出した』円 広志 著/角田 龍平|書評|労働新聞社

    2018年8月21日。毎年、大阪のライブハウスで開催される円広志さんの誕生日パーティーは、音楽仲間が次々と歌を披露してから、最後に御大自らステージへ上がる。その夜、65歳の誕生日を迎えた円さんがギターを弾きながら歌ったのは、CCRの『雨を見たかい』だった。「晴れた日に降ってくる雨をみたことがあるかい?」と問い掛ける70年代を代表するロックナンバーは、ベトナム戦争で使われたナパーム弾を歌った反戦歌と解釈されている。しかし、客席にいた私は、英語の歌詞を字義どおり解釈し、円さんの人生を重ね合わせた。 円さんの晴れ渡る人生に突然雨が降り出したのは、1999年のことだった。「とんで とんで」のリフレインでお馴染み『夢想花』の大ヒットから20年。円さんは、歌手活動の他にもテレビ・ラジオのレギュラー番組を6抱えて、多忙を極めていた。そんな円さんに不調の兆しがみえたのは、ある早朝番組の番収録中のことだ

    【GoTo書店!!わたしの一冊】第22回『パニック障害、僕はこうして脱出した』円 広志 著/角田 龍平|書評|労働新聞社
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2021/06/19
    “本書を読んで、晴れた日に突然降ってくる雨への処し方を知ることは大変有用だ。”
  • 【元漫才師の交友録】第68回 エムカク(明石家さんま研究家)/角田 龍平|労働新聞連載記事|労働新聞社

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 2020年11月22日。日曜日の夕刻に家族と京都市動物園にいた私のSNSに、「明石家さんま研究家」エムカクさんから写真を添付したメッセージが届いた。 突如泣き出した父の顔を3歳の娘が訝し気に覗き込んだ。動物園で感動の涙を流す中年男は滅多にみかけない。他の来園者の目には、無類の動物好きと映ったようだ。「令和のムツゴロウ!」「和製シートン!」とでもいいたげな周囲の視線に構うことなく、エムカクさんに返信した。「今日ですべてが報われましたね。おめでとうございます」。 遡ること2日前。『明石家さんまヒストリー1 1955~1981「明石家さんま」の誕生』(新潮社)の出版記念イベントが大阪のライブハウスで行われ、私も登壇した。イベントでは、エムカクさんが収集したさん

    【元漫才師の交友録】第68回 エムカク(明石家さんま研究家)/角田 龍平|労働新聞連載記事|労働新聞社
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2020/12/05
    “さんまさんは自分が喋った言葉を編むことに人生を捧げた男へ、これ以上ない優しい眼差しを向けた。「あー、それはお前のやからな。お前の勝手にしたらええよ」”
  • 【元漫才師の交友録】第67回 塩田武士③ ユーモアの源流は…?/角田 龍平|労働新聞連載記事|労働新聞社

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。 マイクリップ一覧へ 今秋映画化された塩田武士さんの小説「罪の声」(講談社)は、70万部を超えるベストセラーだ。11月2日発売「AERA」の「現代の肖像」は、時の人となった塩田さんを特集した。同誌によると、高2のときに〈「セクション34」という名前の漫才コンビを結成し、関西のお笑いコンテストに出場する日々を送る。「ステージでは毎回滑りまくった」というが、人を楽しませる面白さを舞台で実感した〉そうだ。つまり、高校生漫才師として活躍したことが、人を楽しませる小説家になった契機らしい。とすると、塩田少年に舞台へ上がることを決意させた人物がいなければ、傑作「罪の声」は誕生しなかったことになる。 2019年5月25日付日経済新聞「交遊抄」で、塩田さんがそのキーパーソンについて言及して

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