[東京 5日 ロイター] 小売り大手のイオン8267.Tが、四国・中国地方で地場最大手の食品スーパー「マルナカ」(高松市)を買収することが5日、分かった。買収金額は400―500億円で、同日午後に正式発表する。 複数の関係筋がロイターに述べた。イオンは中国・四国での出店が160店舗程度にとどまっており、マルナカ買収で、四国・中国地方を強化し、集中した店舗展開を行いたい考え。 関係筋によると、イオンは「マルナカ」とグループ会社の「山陽マルナカ」(岡山市)のほぼ全株を取得する。マルナカの負債約500億円もイオンが肩代わりする。店舗名は、基本的に「マルナカ」を継続する。 イオンが行った買収のなかで、負債を含む買収総額は、ダイヤモンドシティ(1663億円)に次ぐ規模となる。 マルナカの2010年3月期のグループ売上高は3561億円。マルナカ単体では売上高が2050億円、経常利益が57億円。四国4県