このニュースを教えてくれたのは、元朝日新聞の論説委員で現在は国際医療福祉大学大学院の教授を務める大熊由紀子さんからのメールマガジンだった。 ◆◇こどもたちに慕われていた27歳の英語の先生 精神科病院で縛られて、理不尽な死◆ビクトリア大で日本語と心理学を学び、日本の小中学生に、この2年、英語を教えていたケリー・サベジさんの死が、母国のニュージーランドだけでなく、英国、オーストラリアなどで、大きく報じられています。 躁病の発作で裸になって騒ぐケリーさんを心配する兄のパットさんに、横浜市の職員が、神奈川県の精神科病院、大和病院を紹介しました。 診療室では落ちつきを取り戻していたケリーさんをベッドに胴体と手足を縛りつける「身体拘束」するように医師が指示。おむつをつけられ10日続きました。そして、10日後の4月30日の夜9時すぎ、心肺停止状態になっているところを看護師が発見しました。 ケリーさんは、