米Appleは2月23日(現地時間)、17億ユーロ(約2300億円)を投じて欧州の2カ所にデータセンターを建設すると発表した。同社の欧州への投資としては最大規模になるという。 100%再生可能エネルギーを利用するというこれらのデータセンターは、アイルランドのゴールウェイ州とデンマークのユトランドで2017年から稼働する見込み。iTunesやマップ、iMessageなど、同社の欧州でのサービス全般をこれらのデータセンターで処理することになる。これにより、欧州のユーザーの個人情報は欧州内に保存され、米連邦政府による個人情報収集の恐れが減る。 Appleはこのデータセンターは欧州での新たな雇用創出につながり、デンマークのデータセンターでは余剰熱を近隣の暖房システムに提供することで地域に貢献できるとしている。 同社はアイルランドの税控除措置を利用して不当に税金逃れをしている疑いがあるとして昨年6月