シェアオフィス事業を展開する米ウィーワークは一部の物件で4月の賃料を支払っておらず、賃料軽減や収益分配契約、他のリース条件見直しに向けて家主に接触している。同社は債務の圧縮を目指している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。 情報の非公開を理由に匿名で語った関係者の1人によると、ウィーワークは他の物件では今月の賃料を支払っている。 同社の広報担当者は発表文で「ウィーワークは全世界における当社物件の長期的な見通しと家主との関係に確信を抱いている」と言及。「賃料支払いに関して全社的な方針を実行するのではなく、世界で600余りに上るパートナーの家主に個別に連絡を取り、全ての当事者にメリットとなる資産別の解決策を見いだすため誠実に取り組む」と説明した。 関連記事