Amazonは経済の見通しが厳しくなるにつれ、採用活動にブレーキをかける方針を明らかにした。新規の人材採用を控える見込みだ。事実、AWSの求人は方針発表後に約35%減少した。 Amazonは2022年11月初旬、従業員に対して「全社的に採用を一時休止する」と通達し、新規の人材採用を控える方針を明らかにした(注1)。同社は「特定の役職や事業分野においては、従業員の追加を検討します」とも述べている。 この採用休止の影響は、同社の収益を支える「Amazon Web Services」(以下、AWS)にも及んでいる。 「CIO Dive」がAmazonの採用ページで公開されているAWSの求人を調査したところ(注2)、Amazonは全社的な採用休止を発表した翌日に9000件以上の求人を掲載していたが、次の日の午後には5700件強となっていた。つまりAWSの求人は、約24時間後に約35%も減少したこと