Webブラウザの更新版「Google Chrome 」8では深刻な脆弱性が多数解決された。開発者向けのバージョンではFlash Playerのサンドボックス化も実現した。 米Googleは12月2日、PDF閲覧機能を組み込んだWebブラウザの更新版「Google Chrome 8.0.552.28」を安定版としてリリースした。一方、開発者向けのバージョンではAdobeのFlash Playerプラグインにも「サンドボックス」と呼ばれるセキュリティ措置を施し、ユーザー保護の強化を図っている。 安定版となったChrome 8には新たにPDFビューワが組み込まれ、PDF閲覧のためのソフトやプラグインを個別にインストールしなくても、ChromeでPDFを閲覧できるようになった。PDFはChromeのサンドボックスという保護領域内で動作させ、脆弱性を突いた攻撃などを食い止める。 Chromeの脆弱性