ステロイド｜大阪大学 免疫内科
ステロイドについて 副腎皮質ホルモン（ステロイド）は、全身性エリテマトーデス (SLE)、多発筋炎/皮膚筋炎 (PM/DM)、混合性結合組織病 (MCTD)など多くの免疫疾患の治療の柱と位置づけられています。吸入薬としての使用は、喘息の基本的治療であり、発作の頻度、重症度を減らし喘息の治療管理が容易になりました。副腎皮質ホルモンは、免疫アレルギー内科領域のみならず、臨床の各科においても重要な薬のひとつとなっています。 副腎皮質ホルモンの構造、生物学的活性の発見に関して1950年ノーベル生理学医学賞がEdward Calvin Kendall (Mayo Clinic, USA)、Tadeus Reichstein (Basel Univ., Switzerland)、Philip Showalter Hench (Mayo Clinic, USA)に授与されています。KendallとRei
ステロイド治療患者の感染症 文献リスト - 感染症診療の原則
○ステロイドと感染症 ・Stuck AE et al. Risk of infectious complications in patients taking glucocorticosteroids. Rev Infect Dis. 1989;11(6):954-63. ステロイドによる易感染性の他に基礎疾患や併用薬の存在も易感染性に関与している。プラセボを使用した71の研究を集めてメタアナリシスを施行。絶対ではないがプレドニンで10mg/日、総投与量で700mg以下ではプラセボに比べてステロイド投与群に感染症が多くなかった。ステロイドと感染症の関係を総合的にみた良いメタアナリシス。このTopicでは良く引用されている。 ・Saag KG et al. Major side effects of glucocorticoids. UpToDate September 2006 ステロイド
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