今回は指定校推薦に関する私の体験と考えを述べる。 大事なことなので最初に断りを入れるが、この記事は指定校推薦によって大学に合格された方を中傷する意図で書かれたものではない。公的に認められた受験制度を利用して大学に合格した人を非難する資格は誰にもないのである。大学入学後、一般受験者よりも明らかに学力の低い推薦合格者が散見されるということはよく耳にするが、それは試験方式を鑑みれば始めから予想できることである。しかし推薦入試が公認されている以上、学力差を根拠に推薦入学者を非難するのはお門違いである。欠陥があるのは制度であって、公的に認められた欠陥制度を利用して相対的に低い学力で入学することには何も問題はない。入試に合格し学費を納めた以上は学生として尊重されるべきであり、仮に推薦入学者が大学で迷惑をかけたとしても、そこで入試方式を持ち出して非難するのは間違いであると私は考えている。 さて、前置きが