フランス人経済学者トマ・ピケティ(Thomas Piketty)氏が書いた『21世紀の資本論(Capital in the Twenty-First Century)』が今、米国をはじめ世界中で注目を集め、売れに売れまくっている。700ページ程の分厚い経済書としては異例の出来事だ。皮肉にも、ピケティが上位1パーセントの高額所得者に仲間入りするのは確実だ。『資本論』出版のタイミングと誰にでも理解できる大胆な政策提言(富裕層から富を税金で奪い取れ)は、米国政治の右派と左派の感情を刺激するには完璧であった。 2008年に始まった世界金融危機以降、一般大衆は失業や低賃金など経済苦境を長く経験してきた。同時に、かれらは金融危機を引き起こした張本人であるはずの、投資銀行の最高経営責任者(CEO)達が一般労働者の1000倍近い超高額報酬を得ているのを見ている。 そして、多くの人びとが資本主義そのものに疑
海外への長時間のフライトで、隣の乗客が食事の時間がきても起きず、深々と毛布をかぶりアイマスクを着けたまま深く寝入っていたら、単純に「疲れているのだろう」と思ってしまう。だが時にそれは、機内で急逝したもののその後クルーによって座席に戻された乗客、つまり「死体」であったりもするというから驚きである。 飛行中の機内で体調を崩す人は少なくない。心臓発作を起こして命を落とすことだってある。客室乗務員は研修により救急処置をしっかりと心得ているが、機内に医師がいたとしても助からないケースも多いのだ。ある乗客の死亡が確認された時、彼らが一番に考えなければならないのは、その遺体を乗せたまま他の乗客を動揺させずに静かに目的地を目指すこと。家族などの同行がない単独の搭乗であった場合には、機内ではこんなことが起きているという。 「座席に導いてアイマスクをしていただき、揺れや着陸時のためにシートベルトをセットしたら
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