今月12日早朝に首都圏の鉄道で大規模なトラブルを引き起こした原因となった日本信号製の自動改札機。筆者の出勤時には駅員の対処も完了しており、みんな素通り状態で改札機を通って、特に大きな混乱もなく処理されていた。もっとも中には精算トラブルなどで、足止めを食った人もいたはずで、どうせなら今日一日タダキャンペーンにでもしてしまえば、苦情ではなく感謝を集められただろうにと思わなくもない。まあ、1日分の売上げが無くなることを思えばそんな決断はおいそれとは下せないだろうが。 さて、朝日新聞によれば、この障害を引き起こしたのは、2バイトのデータだったという。改札機は毎朝最新のネガデータを取り込むが、そのネガデータのサイズがある一定範囲内になった際に2バイトずれが生じ、データの適合性チェックでエラー、起動プロセスがキャンセルされるという感じだったらしい。 障害の引き金になったのが、2バイト(2進法で16けた