ロシアのプーチン大統領は2日、訪問先のモンゴルの首都ウランバートルに到着した。タス通信が伝えた。3日にフレルスフ大統領らと会談する。国際刑事裁判所(ICC)の加盟国であるモンゴルには、ICCから逮捕状が出されているプーチン氏を逮捕する義務があるが、両国は逮捕しないことで合意済みだとみられている。 プーチン氏のICC加盟国への訪問は、昨年3月にICCがウクライナ侵略に伴う子供の連れ去り容疑で逮捕状を出して以降で初めて。モンゴル訪問は2019年以来となる。 ウクライナはプーチン氏の逮捕をモンゴルに求めている。ロシアはプーチン氏のモンゴル入国に「懸念はない」としている。 現地でプーチン氏は二国間協力の発展などを定める一連の共同文書に署名する。また、1939年にモンゴル国境付近で旧ソ連軍と日本の関東軍が衝突したノモンハン事件から85年の節目を記念する式典に出席する。(小野田雄一)