ブックマーク / nazology.net (31)

  • 慢性社会的敗北ストレスは父マウスから子へ「精子にのって遺伝する」と明らかに - ナゾロジー

    親の「経験」は遺伝するようです。 6月7日に米マウントサイナイ医科大の研究者たちにより『Journal of Neuroscience』に掲載された論文によれば、うつ状態にあるマウスの精子は遺伝活性が変化し、子どももストレスに対して弱くなるとのこと。 つまり、親の「経験」が精子に乗って子どもに遺伝していたのです。 にわかには信じられない話ですが、論文が掲載されたのは40年もの歴史がある神経科学分野では有名な科学雑誌であり、信ぴょう性は確かなようです。 しかし、いったいどんな仕組みで「経験」の遺伝が起きていたのでしょうか?

    慢性社会的敗北ストレスは父マウスから子へ「精子にのって遺伝する」と明らかに - ナゾロジー
  • 【ガチ不老】信長より前から生きてるニシオンデンザメ(512歳)は老化していなかった - ナゾロジー

    「人間50年〜」と謡ったのは織田信長ですが、私たちは今や人生100年時代に突入しようとしています。 これは動物界でもトップクラスの長さになりますが、それでも私たちがまったく敵わない動物がいます。 「ニシオンデンザメ」です。 彼らの寿命は平均でも250年、最長だと512歳の個体が見つかっています。 512歳だと生まれは1500年の初めになりますから、1534年生まれの信長より年上なわけです。 「どうしてニシオンデンザメはそんなに長生きできるのか?」これは生物学者にとっての大きな謎でした。 そんな中、英マンチェスター大学(UoM)がその長寿の秘密の一端をついに解明したと報告。 それによると、ニシオンデンザメは代謝が年齢でほぼ変化しておらず真に不老の状態にあったようです。 この研究は2024年7月2日から5日にかけてプラハで開催された生物学会『Society of Experimental Bi

    【ガチ不老】信長より前から生きてるニシオンデンザメ(512歳)は老化していなかった - ナゾロジー
  • 女性は「胸の大きな同性」に対して攻撃性が高まる! - ナゾロジー

    意中の相手を射止めるためには、ライバルを蹴落とすことも必要です。 しかし私たちは「同性なら全員ライバルだ」とみなすのではなく、自分にとって脅威になりそうな存在をピックアップして敵視しています。 では女性は何をもって同性を敵視するのでしょうか? 米テキサスA&M国際大学(TAMIU)が新たに調査をした結果、女性は「胸の大きな同性」に対して特に攻撃的になることが明らかになりました。 研究の詳細は2024年6月26日付で学術誌『Sexes』に掲載されています。

    女性は「胸の大きな同性」に対して攻撃性が高まる! - ナゾロジー
  • 「ママしかおっぱいが出ない理由」を数学的に証明することに成功! - ナゾロジー

    「オスの授乳」が起こらない理由と進化論パパはなんでおっぱいでないの? この疑問を1度は尋ねた人は多いでしょう。 哺乳類において自然環境でのオスの授乳が確認されているのは、ダヤクフルーツコウモリ (Dyacopterus spadiceus)ただ一種でありその他全ての哺乳類はメスだけが授乳を行います。 しかし逆を言えば、オスが授乳するような進化は決して不可能ではないことも示しています。 少し考えただけでも、オスが授乳できるようになることの利点は数多くあります。 たとえば授乳中のメスが死んでしまった場合、オスが授乳することができれば子供を救うことができます。 またオスとメスの双方が授乳可能であることは、栄養供給量の面からみても有利となります。 また哺乳類のどのオスにも遺伝的に乳腺組織があることが知られています。 たとえば乳汁漏出症を発症した人間の男性では、母乳が勝手に漏出してしまうことが知られ

    「ママしかおっぱいが出ない理由」を数学的に証明することに成功! - ナゾロジー
  • 「私、今マウント取られた?」女性は相手の発言を煽りと受け取りやすい - ナゾロジー

    マウンティングとは、「自分の方が優れている」と相手に誇示してしまうことを言います。 例えば働き方に悩む非正規雇用の人に対して、「社員なんて責任が重くて大変なだけだよ、非正規の方が気軽でいいじゃん」と励ました場合、一見相手への理解を表していますが、言葉や態度で「自分はあなたよりも責任の重い仕事をしている優れた人間だ」ということをにじませています。 もちろんこれをマウントだと受け取るのは、捻くれ過ぎと思う人もいるでしょう。 これは最もな意見で、会話の中のマウンティングはあからさまなものよりも、皮肉めいた分かりづらい言い回しで伝えることがほとんどです。 そのため、会話でマウントの取り合いが発生するかどうかは、相手がどれだけマウンティングに敏感かどうかにかかっています。 スルーする人もいれば、別に発言側はそんなつもりじゃなかったのにってかかられることもあるのです。 そして研究によると、マウンティ

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  • 若い頃「交尾ごっこ」で遊んでいたイルカほど将来リア充になる! - ナゾロジー

    近年の日では少子化が問題になっていますが、経済的な問題以外に、異性との付き合い方がよくわからない、魅力を感じないという意見もよく耳にします。 こういう話を聞くと、「若いうちにたくさん遊んでおけ」と言う意見にも納得感があります。 さらに、この考え方は生物学の世界に目を向けてみると人間以外にも適用出ることがわかってきます。 イルカのオスは、若い頃に他者と関わる「社会的な遊び」に多くの時間を費やします。 今回、西オーストラリアのシャーク湾を拠点とする国際チーム「Shark Bay Dolphin Research」のホルム氏たちは、若い頃によく遊んだイルカのオスほど、大人になってからより多くのメスとの交尾に成功していたことを発見しました。 どうやら、若いオスたちは、若い頃の社会的な遊びを通じて大人になってから必要な「交尾のお作法」を練習していたようです。 研究成果は2024年6月10日付に科

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  • 男女では痛みを感じる「痛覚受容体そのもの」が異なると判明! - ナゾロジー

    痛みの男女差の根が明らかになりました。 アメリカのアリゾナ大学(UA)で行われた研究によって、男女では痛みを感じる痛覚受容体そのものが異なっており、男性痛覚受容体と女性痛覚受容体が存在することが示されました。 男性と女性の痛みの感じ方が違うことは経験的に知られていましたが、受容体レベルの差がみつかったのは大きな発見と言えるでしょう。 研究内容の詳細は2024年6月3日に『Brain』にて「痛覚受容器は機能的に男性か女性か:マウスからサル、そして人間まで(Nociceptors are functionally male or female: from mouse to monkey to man)」とのタイトルで発表されました。

    男女では痛みを感じる「痛覚受容体そのもの」が異なると判明! - ナゾロジー
  • 東大がオスだけを狙って殺す細菌タンパク質「Oscar(オス狩る)」を発見! - ナゾロジー

    オスだけを狙って殺す細菌タンパク質を発見!オスだけを狙って殺す細菌タンパク質を発見! / Credit:Canva「ボルバキア」は昆虫の半数以上に感染していることが知られている「最も成功した寄生者」と言われています。 成功の秘訣は、性システムのハイジャックでした。 これまでの研究により、ボルバキアが感染すると宿主には①オス殺し、②オスからメスへの性転換、③メスだけでも生殖できる単為生殖能力の獲得④ボルバキアに感染した卵子しか精子が受精しなくなる細胞質不和合など、4種類の変化が起こることが知られています。 これら4種類の変化は性システムのハイジャックによって発生しており、どの場合でも感染したメスを増やす方向に働きます。 ボルバキアは細胞内部に感染するタイプの寄生者であり、通常感染の他に卵子に紛れ込むことで母から子へと遺伝子のように伝染することが可能です。 そのためボルバキアは感染した種内でメ

    東大がオスだけを狙って殺す細菌タンパク質「Oscar(オス狩る)」を発見! - ナゾロジー
  • わずか4年で島中が「メス化」!宿主をメス化する細菌ボルバキアが広まる過程を世界初観測 - ナゾロジー

    もしも世界中の女性が女の子しか産めなくなったらどうでしょうか? あまりに突飛なSF的アイデアにしか聞こえないかもしれませんが、実は自然界ではこれが現に起こっているのです。 石垣島に生息する「ミナミキチョウ」という蝶は、2015年頃までオスとメスの割合が1:1で均等に存在していました。 ところが福井大学らの調査で、同島のミナミキチョウはその後の4年間で93.1%がメスになっていたことが判明したのです。 これは別に島のオスたちが一斉に逃げ出したり、死んだわけではありません。 この不可思議なメス化現象は、蝶に寄生する細菌「ボルバキア」によって引き起こされたのです。 研究の詳細は2024年5月20日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されています。

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  • オスの男性ホルモンをバグらせると「オスに求愛し、メスに攻撃し始める」と判明! - ナゾロジー

    「メスに恋をして、オスを蹴落とす」 これは自然界におけるオスの生きる道となっています。 ところが男性ホルモンの働きがバグると、オスはこの道を踏み外してしまうようです。 東京大学大学院 農学生命科学研究科はこのほど、オスのメダカを対象に男性ホルモンの働きを阻害した結果、同性のオスに求愛し、異性のメスに攻撃し始めることを発見しました。 どうやらオスが出会った相手に「求愛」するか「攻撃」するかは、男性ホルモンの働きで決まるようです。 研究の詳細は2024年5月23日付で科学雑誌『PNAS』に掲載されています。

    オスの男性ホルモンをバグらせると「オスに求愛し、メスに攻撃し始める」と判明! - ナゾロジー
  • 水の層が原因じゃない!氷が滑りやすい「本当の理由」を解明【Nature】 - ナゾロジー

    単なる「水の層」のせいではありませんでした。 中国の北京大学(PKU)で行われた研究により、氷が滑りやすい当の理由が明らかになりました。 氷が滑りやすい理由について、私たちは長い間、圧力や摩擦によって表面に生成される水の層が原因だと信じてきました。 しかし近年では、氷の滑りやすさがそれらでは説明できないことが明らかになっています。 氷を滑りやすくしていたものの真の正体とは、いったい何だったのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年5月22日に『Nature』にて発表されました。

    水の層が原因じゃない!氷が滑りやすい「本当の理由」を解明【Nature】 - ナゾロジー
  • X(旧Twitter)で拡散する誤情報の3分の1はたった10人のユーザーが発信源だった! - ナゾロジー

    アメリカのインディアナ大学(IU)で行われた研究により、X(旧Twitter)で発信されていた誤情報の3分の1が全体の0.0003%(33万人に1人の割合)のユーザーの影響を受けて広く拡散していることが示されました。 SNSから誤情報を完全に排除することは難しいとされていますが、少数の影響力の大きなユーザーを排除するだけで状況は大きく改善される可能性があります。 研究内容の詳細は2024年5月22日に『PLOS ONE』にて公開されました。 Misinformation posted to Twitter comes from ‘superspreader’ accounts, say researchers, amid warnings for future of content moderation on X https://www.abc.net.au/news/2024-05-23

    X(旧Twitter)で拡散する誤情報の3分の1はたった10人のユーザーが発信源だった! - ナゾロジー
  • 早漏は亀頭の大きさと関連していると判明 - ナゾロジー

    亀頭の体積と早漏の意外な関係早漏(Premature Ejaculation, PE)は多くの文化において、しばしばネガティブな意味合いで捉えられる事が多く、「弱さ」や「未熟さ」の象徴と見られがちです。 また映画テレビ番組、コメディショーでは、早漏が笑いを取るためのテーマとして使われることがあります。これにより、早漏が軽視されたり、からかわれたりする風潮が助長されました。 日のマンガやアニメ、さらには漫才でもしばしば「早漏か!」とツッコミのセリフが吐かれるシーンがみられます。 性交渉における早撃ちはあまりポジティブには捉えられない / Credit:Canva このように早漏は、社会的な期待やメディアの影響により、揶揄の対象となっています。 しかし早漏の実態は決して揶揄されたり笑われたりできるようなものではありません。 早漏の中でも「生涯の早漏(LLPE)」と言われている状態は、性行為

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  • 蛾は以前のように「光に引き寄せられないよう進化している」【ハーバード大学】 - ナゾロジー

    飛んで火に入る夏の虫が、少なくなっています。 アメリカのハーバード大学(Harvard University)で行われた研究により、蛾が光を利用した罠によって捕らえられる数が、25年前と比べて大幅に低下していることが示されました。 またこの傾向は複数の地域で同時に確認されている、広域かつ長期的なものであることも示されました。 光を使った罠は大学の研究者だけでなく地元の学者、さらには夏休みの自由研究などにも利用される極めて普及した方法として長年にわたり利用されてきました。 今、光と昆虫の間に何が起きているのでしょうか? 結論から言えば虫たちは人工光に捕らえられないよう進化している可能性があるようです。 研究内容の詳細は2024年4月19日に『Journal of Insect Conservation』にて「蛾は以前ほどライトトラップに引き寄せられなくなっている(Moths are less

    蛾は以前のように「光に引き寄せられないよう進化している」【ハーバード大学】 - ナゾロジー
  • 女性配信者は動画配信を「ポルノ化」させる傾向が高いことが研究で示される - ナゾロジー

    ジェンダーの不平等が問題なのでしょうか? スペインのアルカラ大学(UAH)で行われた研究により、動画配信サイトTwitchの配信者を男女別で分析したところ、女性配信者は積極的に体の露出を行い、配信のポルノ化を起こしている傾向が示されました。 一方で研究で調べられたサンプルのうち、男性配信者が性的なアピールをしている例は1%未満となっていました。 研究者たちは収益を得る方法として自己を性的な対象として使用する傾向に警鐘を鳴らしています。 自由な表現の場だった動画配信サイトに何が起きているのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年2月15日に『Humanities and Social Sciences Communications』にて公表されています。

    女性配信者は動画配信を「ポルノ化」させる傾向が高いことが研究で示される - ナゾロジー
  • 子供たちのエサとして「追加のヒナ」を産む鳥がいると判明! - ナゾロジー

    余分な卵は保険かそれとも糧庫か?余分な卵は保険かそれとも糧庫か? / Credit:Canva多くの鳥たちは少し多めの卵を産みます。 3匹のヒナが理想的な種では4個の卵、4匹のヒナが理想ならば5個の卵というように、卵の数は想定するヒナの数に「プラス1」したものになります。 これまで、この「プラス1」された卵は孵化の失敗・病気・捕などによるヒナ喪失の保険として機能すると考えられてきました。 しかし新たに行われた研究によって、ヤツガシラと呼ばれる鳥たちでは卵を「プラス1」する理由が普通とは違う可能性が示されました。 ヤツガシラはユーラシアとアフリカの両方に広く分布している雑(肉より)の渡り鳥であり、日でも冬になると少数のヤツガシラが渡来することが知られています。 しかしヤツガシラにはもう1つ、高い兄弟いの頻度が知られていました。 これまでの研究で、ワシやタカなど多くの鳥類で兄弟同

    子供たちのエサとして「追加のヒナ」を産む鳥がいると判明! - ナゾロジー
  • 社会不安レベルが高い人ほど「極端な推し活」に陥りやすい - ナゾロジー

    最近は「推し活」という言葉をよく見かけるようになりましたが、特定の人物に極端に執着したり投資する行為は、心理学的には有名人崇拝(celebrity worship)という症状に分類されます。 誰も推しがいないという人からすると、この「推し活」にハマっている人たちは非常に奇妙に見えるかもしれませんが、どういう人が有名人崇拝に陥りやすいのでしょうか? 中国・陝西師範大学(せんせいしはんだいがく:SNH)の新たな研究は、社会不安レベルが高い人ほど、芸能人やインフルエンサーを過剰に崇拝する傾向が強くなることを報告しています。 また社会不安と有名人崇拝を仲介する要因として、スマホ依存症の存在が確認されたようです。 どうして社会不安があると、有名人を崇拝しやすくなるのでしょうか? 研究の詳細は2023年10月31日付で科学雑誌『BMC Psychology』に掲載されています。 Social anxi

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  • 中国で絶滅したオオサンショウウオが違法輸入で持ち込まれ日本に生存していた! - ナゾロジー

    外来種が持ち込まれることで在来種が脅かされる「外来種問題」は、日だけでなく世界的な問題となっています。 しかしときには、「他の国や地域に生物を持ち込む行為」が、その種を救うことに繋がることもあるようです。 最近、京都大学に所属する西川完途氏ら研究チームは、中国で絶滅したと考えられていたスライゴオオサンショウウオの一種が、日の動物園と水族館で1頭ずつ飼育されていることを発見しました。 これは過去に日へペットなどの目的で輸入された個体を、水族館が保護していたもので、非常に珍しいが外来種の持ち込みがその種の絶滅を救った事例になるという。 研究の詳細は、2024年1月31日付の科学誌『Scientific Reports』に掲載されました。

    中国で絶滅したオオサンショウウオが違法輸入で持ち込まれ日本に生存していた! - ナゾロジー
  • 温泉の泉質によって異なる「腸内細菌」が増加すると判明! - ナゾロジー

    温泉は腸内細菌に影響するか?温泉の泉質と腸内細菌との相互作用とは? / Credit: canva温泉大国である日には全国どこにでも温泉がありますが、その泉質は含まれる化学物質の種類や濃度によって以下の10種類に分けられます。 単純泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫黄塩泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、酸性泉、含よう素泉、硫黄泉、放射能泉。 (それぞれの泉質の特徴や温泉地はこちらから) これらの泉質が体のケガや持病に異なる効能を持つことは知られていますが、一方で、健康な人の体にどんな影響があるのかはよく知られていません。 そこで研究チームは、心身の健康と密接に関わっている「腸内細菌叢」に焦点を当てて調査を行いました。 泉質ごとに異なる腸内細菌が増加!調査地には、2000以上の温泉源を有し、日で最も多様な温泉がある別府温泉地(大分県)を選びました。 この調査は2021年6月から2022年7月にかけて

    温泉の泉質によって異なる「腸内細菌」が増加すると判明! - ナゾロジー
  • 火星地下に”紅海”に匹敵する水量の氷を発見!「全部溶かすと火星は浅海で覆われる」 - ナゾロジー

    人類が火星への移住を目指すなら「水」は絶対に欠かせない資源です。 実は火星は30〜40億年前までは温暖で水の豊富な惑星だったことが分かっていますが、今ではすっかり乾燥した不毛な土地となっています。 この火星を満たしたかつての水がどこへ消えたのかについては、宇宙空間へ流出してしまったという説から、どこかにまだ保存されているという説まで様々です。 しかし今回、欧州宇宙機関(ESA)やスミソニアン協会(Smithsonian Institution)の研究で、火星の地下に巨大な氷の塊が眠っていることが新たに判明しました。 なんとその量は地球の紅海の水量に匹敵し、もしそれを全部溶かせば、火星表面に深さ1.5〜2.7メートルの浅い海ができるほどだという。 この氷塊を利用できれば、火星移住計画における水資源も確保できるかもしれません。 A Massive Amount of Water Ice Has

    火星地下に”紅海”に匹敵する水量の氷を発見!「全部溶かすと火星は浅海で覆われる」 - ナゾロジー