4月中旬、ブログ「絵文禄ことのは」の松永英明氏にインタビューした。すでに多方面で議論の的になっているが、インタビュアーはGrip Blogの泉あいさんとアルファブロガーのR30さん、それに私である。このエントリーやここ、ここなどに詳しい。いったいどのような事件が起き、なぜこのようなインタビューが実現したのかは、これらのエントリーを読んでいただければと思う。 私がこの企画に参加したのは、認識とコミュニケーションの断絶という問題にここ最近、ひどく囚われていたからだった。「総中流」といったような共通の土俵が日本社会から徐々に失われ、人々の拠って立つ場所は細分化されつつある。余談になってしまうが、たとえば私は先日、産経新聞のコラム『断』に次のような短い原稿を書いた。 四月十一日の朝日新聞夕刊に、「『若者よ怒れ』 新宿ロフト代表の平野悠さん」という記事が掲載された。名門ライブハウスの六十一歳になる代
「『ややこしい』の反対語って何だと思います?」 R先生がふっかけてきたからには、「簡単」とかそういうことじゃないに違いありません。 しかし、そうふってきたからには、正解を出されたいとも思っていないでしょう。 ここは素直に「簡単ですか?」とか答えてみます。 まあ、そんな内心のやりとりを承知しつつ、R先生がニコっと笑います。 「正解は、『おとなしい』らしいですよ」 おとなしい、は、大人しい ややこしい、は、稚児(嬰児)しい 生まれたばっかりの子供(稚児、嬰児)の相手をするのが、複雑でわずらわしくて、面倒だったので「ややこしい」 反対に大人はききわけがよくて「おとなしい」 「実際には、大人の方がとっても『ややこしく』て、乳児なんかの方がよっぽど『おとなしい』んですけどね」 茶飲み話に、こういうのがスラスラでてくるR先生とフラスコは、基礎の基礎から違うんだろうなぁと思います。勉強しなくちゃ。 ←ラ
§ *[sts121] STS-121、ロールアウト Discovery hauled to pad(SpaceFlightNow)~ 7月1日の打上げに向けて、スペースシャトルが組立棟(VAB:Vehicle Assembly Building)から発射台へと移動しました。これに際して、プロジェクトマネージャーのWayne Haleさんの談話が出ています。この間、打上げ前の組立/テストの段階で外部燃料タンクにいくつか問題点が出ていましたが、主にこの件についてのコメントですね。要点は以下の2点です。 「断熱材の落下については、現段階で風洞テストは充分に行った。このデータを元にこの3週間以内に打ち上げの可否を判断する」~ 「燃料枯渇センサーについては、新しいものへの交換がうまくいった。6月初旬に発射台上での燃料充填テストを行う予定」 ちょっと長くなりますが、いい機会なのでこれまでの経緯をまと
米議会指導者と会談した(左から)クライスラーのラソーダ、GMのワゴナー、フォードのフォード各CEO=〔著作権:AP.2006〕 景気拡大で戦後最長の更新が視野に入りつつある。福井俊彦日銀総裁は危機対応の金融政策の正常化を訴え始めた。しかし、経済の全体像を考えると金利引き上げの優先順位は必ずしも高くない。米国ではまず円安放置の見直しが必要との声が強まりつつある。 11月まで景気回復が続くと、回復は58カ月。戦後最長だった1965年から70年にかけての「いざなぎ景気」を抜く。経済学者の酒のさかなはこの景気回復をどう命名するか。「小泉景気」「改革景気」「無策景気」「格差景気」――。小泉純一郎首相の評価と重なりさまざまな名称が飛び交う。 それに伴って危機対応だった経済政策の正常化が俎上(そじょう)にのぼってきた。危機対応には「消費税引き上げ凍結」、「量的金融緩和」、そして「円安放置」の三つがあ
初出が2003/8/6の「コンビニで葛根湯を」で、さらっと先進諸外国の医療について触れていました。 http://d.hatena.ne.jp/zaw/20040609#p1 日本においては、おおむね自由に、患者さんがかかりたい医者に、かかりたい日に行くことができるわけですが、これが世界的にみて、かなり特殊なことであるということをご存知でしょうか。3時間待ちの5分診療などと叩かれる医療の世界ですが、予約患者を限定して、ゆっくり診察時間をとろうとしても、その日に無制限に患者がやってくれば、自ずと診療時間は短くなります。それぞれによい点も悪い点もあります。全てを求めるのは不可能です。 例えば、カナダでは、医療費の自己負担は無いのですが、医師の診察を受けるためには予約が必要で、しかもその予約は何ヶ月も先になるといいます。医療先進国と思われているアメリカでは、基本的に、急変時でも、かかりつけ医に予
80年代とはどういう時代だったか? いろいろなアプローチはあると思うが、世代的に言うと戦後生まれの団塊の世代が社会の中堅層になり、戦中派がそろそろ第一線をしりぞき始めた頃である。 団塊の世代前後と戦争を経験した昭和一桁の間には、結構根深い世代間対立があったように思える。「戦争を知らない子供たち」という歌のタイトルに象徴されるような。もはや若造ではなくなった戦後生まれが行ったのは戦前的価値観の排除ではないだろうか? 旧時代的因習に代表される地縁・血縁を中心とした家制度が否定され、個人の価値観が重視され、雇用均等法が施行され、世の中がリベラルな方向に進んだのも、80年代だったように思える。好景気のせいもあっただろうが、駅のスロープといったような障害者の為の公的施設の整備が始まったのも、この頃からか、とは言え、家の近所の駅にエレベーターがついたのはやっとこ去年だから、この面ではまだまだなん
去る09年7月16日のトムラウシ山での遭難事故で亡くなられた方へ心よりご冥福をお祈りいたします。 はじめてご訪問の方はこちら(自己紹介および投稿リスト等)をご覧ください。
The Timers - FM Tokyo by 桴瑰㨯⽷睷慬牡猭灬慧攮湥琯扲楣欭浵獣汥(12/07) 『実録・連合赤軍』 若松監督が岡本公三にDVDを見せていた! by 投資一族のブログ(10/20) 【衆議院議員・保坂展人】「愛国心」と「自己責任」の歯車が噛み合うときが怖い by 【2chまとめ】ニュース速報嫌儲版(01/09) マスゴミは連赤事件をどう伝えたか by 【2ch】ニュース速報嫌儲版(10/15) 「さようなら原発5万人集会」と相変わらず「歌声運動」の化石左翼「緑の党」 by 逝きし世の面影(11/09) 「さようなら原発5万人集会」と相変わらず「歌声運動」の化石左翼「緑の党」 by 逝きし世の面影(10/13) 「さようなら原発5万人集会」と相変わらず「歌声運動」の化石左翼「緑の党」 by JCJ機関紙部ブログ(10/05) 「さようなら原発5万人集会」と相変わらず「
名著です。医療者も、医療を受ける立場の人も必ず読むべき一冊。 このところ、医療事故訴訟や医療過誤で医者が逮捕されたなどというニュースが毎日のように報道される一方、小児科や産婦人科、脳外科などの科の医師が激減していると報じられているわけだけれど、日本の医療の現場でいったい何が起こっているのか、マスコミはほとんど伝えない(伝える能力がない)から、知っている人はほとんどいない。 虎の門病院泌尿器科部長として勤務する医師が書いた本書は、現場の医師の立場から日本の医療を取り巻く厳しい状況と問題点を冷静な筆致で記し、対策を提言した本。今後日本の医療を論じるときにスタンダードになると思われる本で、著者の現状認識には、私も全面的に同意する。著者の批判の矛先は、マスコミ、大学医学部、法律家、厚生労働省、患者などさまざまな方面へと向けられているが、特に医者が患者の側を批判することはタブーとされている中、現場の
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