SNS世界最大手フェイスブックの企業価値は500億ドル。2012年上場を視野に未公開株への投資熱が急上昇中だ。世界が沸き立つ中、日本には2つの意味で出遅れ感が強い。 創業から7年足らずで6億人近い利用者を集めた世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)フェイスブック。年明け早々に米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)がその企業価値を「500億ドル(約4兆1300億円)」と弾いたことが報じられ、日本でも知名度が一気に上がった。 世界で沸騰するフェイスブック熱に比べれば、言葉の壁やミクシィなどの日本版SNSの存在もあって、国内での普及は遅れ気味。そしてもう1つ、有望な未公開株への投資という点でも、日本は蚊帳の外に置かれつつある。 GSは評価額に基づき、ロシアの投資会社と計5億ドル(約410億円)を出資したほか、専用投資ファンドを組成して総額15億ドル(約1240億円)の調達を