一時、MMT(現代貨幣理論)という理論がメディアなどでも取り上げられた。書店でもMMTに関する書籍が並ぶなどしていたが、どうやら一時的な流行に止まったようである。 MMT(現代貨幣理論)とは、現代貨幣理論とも呼ばれる新たな経済理論で、従来の主流派経済理論とは大きく異なるとされている。 MMT(現代貨幣理論)とは、「自国通貨を発行できる政府は、インフレにならない限り、大量の国債発行をある程度許容する」といった主張を持った経済理論とされる。 ここで注意する必要があるのは、「インフレにならない限り」という部分ではなかろうか。 2021年中頃から、欧米の物価指数が上昇し始め、2022年に入りそれが加速してきた。つまりインフレが発生したのである。 このインフレのきっかけが新型コロナウイルスの感染拡大であった。人や物の移動が途切れなどしたことで、経済に下押し圧力が掛かり、政府は積極的な財政政策を打ち出
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