暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や強要、名誉毀損(きそん)などの疑いで逮捕状が出ていた元参院議員のガーシーこと東谷義和容疑者が滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)から帰国し、警視庁が逮捕した。 容疑者は今年3月に警視庁が逮捕状を取得した後もUAEに滞在したまま「一生帰国しない」などと公言していた。日本の警察当局による積極的な働きかけで事実上の国外退去になったとみられる。 「逃げ得」や、容疑者に対する安易な英雄視を許さない警察当局の姿勢は高く評価できる。これを前例として、今後も国外逃亡犯の摘発に全力を挙げてほしい。 容疑者は「暴露系ユーチューバー」と称してインターネット動画投稿サイトで芸能人らを脅迫する一方、令和4年の参院選にNHK党(現・政治家女子48党)から比例代表で立候補し、個人名で28万票を得て初当選した。今年3月には正当な理由なく国会欠席を続けたことから参院を除名処分となり、国会議