新党「日本維新の会」代表に就く橋下徹大阪市長は２７日、中国や韓国との関係について「日本が過去に周辺諸国に迷惑を掛けたことは間違いない。中国や韓国に謝り続けたからいいじゃないか、お金を払ったからいいじゃないかというのは違う」と述べ、第二次大戦の総括が必要との認識を示した。 同日の記者会見で靖国神社への参拝について問われた橋下氏は「先人に対する敬意も必要だが、戦争の総括をしないといけない」と指摘。弁護士としての経験から「被害者側は腹の中に恨みつらみが残る。加害者側が謝り続けたからいいじゃないかという態度は取れない」と述べ、中韓に配慮して参拝時期などを判断する考えを示した。 また、野田佳彦首相が「（尖閣諸島の）領有権問題は存在しない」と発言したことを批判。竹島について同様の主張をする韓国に国際司法裁判所での解決を呼び掛ける以上、「尖閣に領有権問題がないとの主張は矛盾している」と指摘した。竹島

みんなの党の渡辺喜美代表は27日、代表選（28日投開票）への再選出馬を文書で表明した。この中で、橋下徹大阪市長が結成する新党「日本維新の会」との関係について、「アジェンダ（政策課題）が同じなら一緒にやるし、アジェンダが違えば別々にやる」との見解を示した。

自民党の幹事長に石破茂前政調会長（５５）が就任することが２７日、内定した。安倍晋三総裁（５８）が同日午前、石破氏に電話で要請し、石破氏が受諾した。安倍氏は政調会長など他の役員人事を固めた上で、２８日午後に新体制を発足させる。河村建夫選対局長（６９）は留任させる方向だ。 安倍氏は石破氏に電話で「今後の党人事、次期衆院選に勝てる体制を作るためによく相談させてほしい」と幹事長就任を要請し、石破氏は「お受けします」と応じた。安倍氏は、次期衆院選に向け、総裁選で地方票の過半数を得た石破氏を「選挙の顔」として起用し、挙党態勢を作る必要があると判断した。 石破氏は２７日午前、衆院議員会館で記者団に「どんな時でも選挙に強い自民党を作っていく。安倍総裁の下で、きちんと党員、地方の声を生かしていく」と決意を述べた。全選挙区で選挙態勢を見直す考えも示した。 一方、野田佳彦首相は２６日午後（日本時間２７日未明）、

新党「日本維新の会」の幹事長に就任する、松井一郎大阪府知事は２７日、同党の次期衆院選の候補者公募の選定委員会委員長に、竹中平蔵元総務相を起用する考えを明らかにした。近く選考委員会を立ち上げる。大阪府市の特別顧問を務めている堺屋太一元経済企画庁長官や上山信一慶応大教授にも選考を依頼するという。