2008年には右肘のクリーニング手術(遊離軟骨除去)をしており、2010年には死球で右手首を骨折。今回も右肘の故障とされ、手術に踏み切ったのだが……。 今年のプロ野球界は全体的に4番不足気味だ。開幕戦から4番打者を代えずに固定できている球団は“中田心中”を謳う日本ハムと、イ・デホのオリックスのみ。その他のチームの4番打者は、不調なりケガなりで苦戦を強いられているのだが、その中でも特に深刻な4番不足に陥っているのがカープだ。 本職の4番・栗原健太は右肘の手術で開幕早々に離脱。代わって4番に座ったニックは、阪神戦で打ち直し本塁打を含む3打席連続を放つなど「打率のいいランスになるやも」、と期待を抱かせたところで11日に左膝を負傷。前十字靱帯損傷、内側半月板損傷と診断され手術のために無念の帰国となってしまった。 統一球により、ただでさえ貴重になりつつある長距離砲が離脱してしまった打線。今季これまで