温暖化交渉を妨げたとして、CANが日本の新政権に初めて「化石賞」を授与。日本のNGOメンバーが代理でカップを受け取った=スペイン・バルセロナで、大場あい撮影 【バルセロナ大場あい】各国の環境NGO(非政府組織)でつくる「気候行動ネットワーク(CAN)」は6日、地球温暖化の交渉を妨げている国に贈る「今日の化石賞」に日本を選んだ。新政権発足後の受賞は初めて。 日本はスペイン・バルセロナでの国連特別作業部会で、13年以降の温室効果ガス削減目標の基準年について、麻生前政権と同様「90年を含む複数の年」を主張した。京都議定書は90年を基準年としており、CANは「現在と過去の削減努力の比較を難しくする」と問題視した。 日本は化石賞の常連だったが、鳩山由紀夫首相が「90年比25%減」を表明後、一度も選ばれていなかった。 【関連ニュース】 虚偽記載容疑:小沢氏土地問題で石川議員らを告発 マニフェ