45~55%を中心として見事なピラミッド状態になっている。前回統計した平均値(50.27%)もそうだが、現在のNPBにおけるQS事情はこの2つの統計上によって常時1/2の確率で発生しているといっても良いだろう。 そんな中、1位だった2009年巨人と2005年楽天の間には36.56%もの開きが生じており、前者については3試合でほぼ2回のQSが記録され、後者の方は3試合で1回に満たない割合となっている。この点についても、NPBの戦力格差を映し出しているデータといえよう。 そしてQS勝率の方にも目を向けると、非常にランダムな並びとなっているのがお分かりいただけるだろう。QSとは先発投手の役割の他に、守備も含めたディフェンス部分の成果だと考えられるものだが、QS勝率となるとRS(ランサポート、援護点)やプルペン陣の成果も加わってくるため、当然のことながらQS率と並行するものとは限らない。QS率