【拡大写真はコチラ】 サヨナラ打を放った小田は、お立ち台でお約束の「やりました~」を絶叫する(撮影・大山伸一郎) 「中日1‐0阪神」(5日、ナゴド) 生きている喜びが全身を駆け抜けた。やりましたぁ‐。歓喜の中心で突き上げたガッツポーズ。こみ上げる涙を必死でこらえた。プロ初のサヨナラ打。興奮と感激で顔を真っ赤に染めた中日・小田が、タテジマを眠らせた。 ゼロが17個並んだ九回、1死一、二塁。直前で代打・堂上剛が歩かされた。一度はネクストバッターズサークルに野本を送り込んだ落合監督が再び、小田の尻を叩いた。左線に舞った打球。フェアかファウルか。強い祈りが、白線の内側に白球をとどまらせた。 「代打かなと思ったけど、気持ちは切らしてなかった。後につなごうという気持ちはなくて、自分で決めようと思った。最後は『入れ』と祈りました」。今季本拠地初出場。苦難を乗り越えてつかんだ一打だった。 死の淵(ふち)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く