トップ > 中日スポーツ > グランパス > グラニュース一覧 > 11月の記事一覧 > 記事 【グラニュース】 屈辱の18年を今年卒業します 2010年11月9日 紙面から 名古屋グランパスの初優勝が刻一刻と近づいてきました。ファンの皆さんは歓喜の瞬間を迎える準備はできていますか? Jリーグ開始から18年目。負け続けた草創期、勝てそうで勝てなかった歴史を知れば、喜びもまた味わい深くなるというもの。「あのころは弱かった」と笑える日のために、お届けします。 (木本邦彦) グランパスが負けキャラでも愛されたのは、突然爆発する魅力があったからだ。 「生卵襲撃」が幻となった試合は94年3月26日の浦和戦(瑞穂球)。開幕から1点も取れずに4連敗して迎えた5戦目。我慢の限界に近づいたサポーターは生卵を持参してゴール裏に陣取った。開始4分、目の前でシーズン初ゴールが生まれたが、サポーターは喜べなかった。